現役最年少棋士・藤本渚五段、本戦進出をかけた注目の決勝戦!対する山下数毅三段は勝てばプロ入り権利獲得の大一番/将棋・竜王戦6組ランキング戦

2024年5月21日(火)10時1分 ABEMA TIMES

 将棋の竜王戦6組ランキング戦の決勝が5月21日に行われ、藤本渚五段(18)と山下数毅三段(15)が午前10時から対局を開始した。勝者は藤井聡太竜王(名人、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)への挑戦者を決める本戦へ進出。現役最年少棋士・藤本五段と奨励会員で初の6組決勝進出となった新進気鋭・山下三段による注目の一戦を制するのはどちらか。振り駒の結果、先手は山下三段に決まった。

【中継】藤本五段VS山下三段 注目の決勝戦(生中継中)

 藤本五段は、2022年10月に四段昇段。2023年には若手棋戦の加古川青流戦で初優勝を飾るなど、各棋戦で活躍。将棋大賞の新人賞、最多勝利賞をダブル受賞したほか、51勝9敗で勝率0.850と歴代4位となる好成績を残した。竜王戦は2期目の参戦で、今期は齊藤裕也四段、冨田誠也五段、黒田尭之五段、小山怜央四段、古森悠太五段を破り自身初となる決勝進出を決めた。18歳の現役最年少棋士ながら年下の奨励会員と決勝戦を戦う珍事を、何としてでも優勝という結果で飾りたいところだ。

 山下三段は、関西奨励会に所属する奨励会員。プロ入りを目指し、現在三段リーグ戦に挑んでいる。2023年度前期三段リーグを13勝5敗で終え、四段昇段には一歩及ばなかったものの「次点」を獲得。次点資格で初参戦した今期の竜王戦では、小林康太郎アマ、浦野真彦八段、今泉健司五段、長沼洋八段、瀬川晶司六段を次々撃破し、準決勝で井出隼平五段を破り奨励会員としては初となる決勝進出と5組昇級を決めた。6組優勝となった場合、今期の三段リーグ終了後に「次点」が付与されることが決まっており、プロ入りの資格を得ることとなる。異例ずくしの決勝戦で強敵を破ることができるのか。

 竜王戦は1組から6組に分かれてのトーナメント戦が行われ、各組上位者が本戦に進出。最下位の6組からは優勝者のみが出場することができるが、本戦は上位組からの進出者の方が対局数が少ない“変則トーナメント”となっている。

 持ち時間は各5時間。振り駒の結果、先手は山下三段に決まった。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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