高木豊、新庄ハムの12得点圧勝試合で注目した作戦の妙「見事に決めたね!」

2024年5月21日(火)16時30分 マイナビニュース

元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が17日、YouTubeチャンネル『高木 豊 Takagi Yutaka』で公開された動画「【プロ野球解説】阪神が打線入れ替え的中で首位奪還! DeNAの野球は“相手として怖さを感じない”『ヤクルトに救世主誕生か!?』ルーキー松本健吾がプロ初登板初完封! 日本ハムが勢い止まらず5連勝!」に出演。新庄剛志監督率いる日本ハムのある作戦を「見事に決めたね!」と称賛する一幕があった。
○「フォースボーク」に着目
動画中盤、高木氏が15日の西武戦2回に行われた日本ハムの「フォースボーク」に着目することに。
「フォースボーク」は走者一、三塁の場面で、三塁走者に背を向ける左腕投手に対し、2人の走者が連動して動くことで、けん制動作に動揺を与え、ボークを誘発し三塁走者が生還することを目的とするトリックプレー。この試合では、西武先発の隅田知一郎は結局ボークを犯さず、一塁へのけん制を行ったが、一塁ランナーのアンドリュー・スティーブンソンが犠牲になる前に水野達稀が生還。4点目を奪うと、試合も最終的に12-3で大勝することとなった。
一連のプレーに高木氏は「12点取ったなかの1点なんだけど、面白いプレーをするね、新庄監督は」と称賛したうえで、「これは、だけど、間違ってる。スタートの切り方が。水野の」と持論を展開。
その間違いは「フォースボークというサインを出された時のやり方がちょっと違う」というもので、「水野は先にスタートをちょっと切っておかないといけないんだよ、サードランナーは」と指摘。「サードランナーはピッチャーの背中越しになるでしょ? スタートを切る感じで、それを見てスティーブンソンが出なきゃダメ。出て牽制で、楽勝でホームがセーフ」になるのが理想的なプレーだと説明した。
そして、「スティーブンソンが飛び出して、セカンドに投げた瞬間に水野がスタートした。まあこのやり方もあるんだけど」「でも、一塁ランナーが先に殺されたらチェンジだから。だから、細かく言えばそうなの」「ちょっとしたタイミングが大事なんだよ」と、一・三塁ランナーの連携が重要だと改めて語った高木氏だったが、一通り、水野への注文を述べたあとは、「まあだけど、見事に決めたね!」「新庄監督はバンザイだろうね」と賛辞。「ああいうの大好きだから。おかずだから。メシ3杯くらい食えるよ!」と、トリックプレーにご満悦な様子だった。
【編集部MEMO】
横浜大洋ホエールズ、横浜ベイスターズ、日本ハムファイターズなどで活躍した高木豊氏。1985年、当時の監督である近藤貞雄さんの発案で、加藤博一さん、屋鋪要氏、高木氏というチームの俊足打者が1番、2番、3番と並ぶ「スーパーカートリオ」を結成したことでも知られる。現役引退後は、アテネオリンピック日本代表内野守備・走塁コーチや横浜DeNAベイスターズのヘッドコーチなどを務めた。YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』では、野球界ニュースの解説やゲストを招いた対談動画が公開されており、ダルビッシュ有がゲストとして登場した動画「【遂に登場!!】ダルビッシュ有が見た『大谷翔平』と『佐々木朗希』の可能性とダルビッシュの“人間力”」は300万回を超える再生数を記録している。

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