田崎史郎氏 江藤農相辞任の背景「党首討論の前にこの問題を処理しておかないと党首討論がこの問題一色に」
2025年5月21日(水)12時21分 スポーツニッポン
政治ジャーナリストの田崎史郎氏が21日、TBS「ひるおび」(月〜金曜前10・25)に出演。江藤拓農相(64、衆院宮崎2区)が同日に閣僚の辞表を石破茂首相(68)に提出し、受理されたことに関連してコメの適正価格に言及した。
「コメは買ったことがない」と述べた自身の発言が混乱を招いた責任を取った。事実上の更迭とみられる。首相は政権運営への影響を懸念し、続投方針から一転した。後任に小泉進次郎自民党前選対委員長を起用する方針を固めた。昨年10月の石破内閣発足後、衆院選の落選者を除き閣僚辞任は初めてで、政権運営への打撃となる。
江藤氏は辞表提出後、官邸で記者団に「国民がコメの高騰に大変苦労している中、所管大臣として極めて不適切な発言をしてしまった。改めて心からおわびを申し上げたい」と述べた。辞表提出の理由について「米価を下げるには国民の信頼が欠かせない。信頼を損なったということであれば一線から身を引くことが国民にとって良いことだと判断した」と説明した。
MCの恵俊彰が「(21日午後に予定される)党首討論で総理が責められるということも背景にはあったんですか?」と聞くと、田崎氏は「もちろんそうです。党首討論の前にこの問題を処理しておかないと、党首討論がこの問題一色になってしまう。それを避けたいというのがまず思惑としてありました」と話した。