声優・梅津秀行さん死去 「偉大な先輩」「受け止められない」業界内からも惜しむ声

2024年5月22日(水)12時34分 J-CASTニュース

声優の梅津秀行さんが2024年5月17日に間質性肺炎により亡くなっていたことがわかった。68歳だった。所属事務所の81プロデュースが21日、公式サイトで明らかにした。

「シリアスとひょうきんを行ったり来たりする梅津さんにぴったりの役だった」

梅津さんは、「ハリー・ポッター」シリーズのアーサー・ウィーズリー役や「ガンダム Gのレコンギスタ」ミラジ・バスバロス役、「世界ふしぎ発見!」のナレーションなどを務めた。

81プロデュースは21日、「【訃報】弊社所属俳優 梅津秀行 儀 令和6年5月17日 間質性肺炎のため、68歳にて永眠致しました」と報告した。

梅津さんからの最後の発信は、4月22日のXでの「いやはや びっくり ちゃんと パンの味がする ちょっと 感動したw」との投稿だった。「揚げパン」フレーバーのアイスを食べたという日常の報告で、元気そうな様子を見せていた。

名脇役を演じることが多かった梅津さん。突然の訃報に、声優ファンらからの惜しむ声が相次いでいる。

「梅津秀行さんの訃報に接す。とてもかなしい。凛々しいナレーション・ひょうきんなナレーション・海外アニメ等でのふりきれた役などいろいろ思い出されるが、一番好きだったのはガンパレード・マーチの瀬戸口隆之。あれこそシリアスとひょうきんを行ったり来たりする梅津さんにぴったりの役だった」
「アーサー・ウィーズリー(ロンの父)とかディズニーだったらザズー(ライオン・キングの鳥)とか、梅津さんほんとアニメも吹き替えもナレーションも、今も昔もすごいいろいろご出演されてたから......」
「アニメのキョロちゃんのジロリのパパこと ドン・ジロリ・・・大好きだったな・・・どこか悪役じゃない感が憎めない声の人で好きだった 梅津秀行さん・・・ご冥福をお祈りいたします」

「まさに名優という肩書きが相応しい、唯一無二の先輩」

声優業界からも、悲しみの声が寄せられた。

「アイドルマスター シンデレラガールズ」のプロデューサー役や「アナと雪の女王」シリーズのオラフ役などで知られる武内駿輔さんは「梅津秀行さん、偉大な先輩であり、そして自分にとっては講師でもありました。ディズニーソング、ミュージカルソングへの取り組み方の基礎を教えて頂きました」として、思い出を明かした。

「授業と言っても、半分くらいは下ネタで『あぁ、まだお昼か』なんてニカっと笑う。洒落っ気、茶目っ気に溢れた素敵なおじさま。まさに名優という肩書きが相応しい、唯一無二の先輩」

突然の別れに、「でも梅津さん、それにしても早すぎますよ」と寂しさを滲ませた。

「遊☆戯☆王」城之内克也役やトム・クルーズの吹き替えなどを務める森川智之さんは「梅津さんッ! はやいよ。なんだよもう。まだ受け止められないよ。僕が10代の頃からの業界の良き大先輩」としている。

「幽☆遊☆白書」桑原和真役や「ゲゲゲの鬼太郎」ねずみ男役などを務める千葉繁さんは「梅津くんが旅立ってしまった。いつも明るく真面目な人でした。ご冥福を心よりお祈り致します」と偲んだ。

「アンパンマン」のコアンコラ役などを務める芝原チヤコさんは「梅津さん、いつも変わらず優しくて、何か嫌なことがあっても安定の癒しをくれた。ありがとうございました。がんばれっていつも応援してくれた。気にかけてくれたいいひと? いじわるな人が多い中でいいひと 大好き梅津さん」と感謝をつづった。

J-CASTニュース

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