NHK朝ドラ『虎に翼』平田満、高橋克実など、新たな出演者を発表。梅子を苦しめた姑役は…
2024年5月24日(金)8時0分 婦人公論.jp
大庭梅子(平岩紙)を苦しめた姑を演じるのは……(『虎に翼』/(c)NHK)
現在NHKで放送中の伊藤沙莉主演・連続テレビ小説『虎に翼』。数々の困難を乗り越え、日本初の女性弁護士となった伊藤演じる主人公・猪爪寅子の奮闘に注目が集まってる。
今回そんな朝ドラの、新たな出演者3名が発表された。
初代最高裁判所長官・星朋彦役の平田満(写真提供:NHK)
1人目は、初代最高裁判所長官で、裁判官・星航一の父親役・星朋彦(ともひこ)役を演じる、平田満。航一役の岡田将生は、戦後、寅子が裁判官となって住むこととなる、新潟でのキーパーソンとして3月に発表されている。
平田の演じる朋彦は、自身の著作の改稿作業を寅子に手伝ってもらうことになり、交流を深める。穂高重親(小林薫)とも、老いてますます高い理想を語らう親しい仲だ。
平田は、今回の役に対し、
「《朝ドラ》は、いろんな時代のいろんな人物がお茶の間に登場するので、懐かしさと親近感があり、いつも楽しく見ています。
今回は熱量とテンションの高い伊藤沙莉さんの、しかも裁判官のお話なので、期待も高まるばかりです。
最高裁長官という、これまで演じた中でもっとも偉い人をやるのは荷が重いですが、ご覧になる方が気持ちよく一日を始められるよう、リラックスして臨みます。」
とコメントを寄せた。
2人目は、梅子(平岩紙)の姑であり、弁護士一家としての大庭家の誇りを守ることを第一に考えている、大庭常役を演じる鷲尾真知子。
梅子の長男・徹太を梅子から取り上げ、自ら育て上げた《鬼姑》として登場する。いつも威厳を保ち、梅子や孫たちに厳しくあたる常役を鷲尾が演じる。
鷲尾は今回の出演に対し、
「いまの時代にもリンクしていて面白い!と思いながら拝見していた作品に出演できること、大変うれしいです。
台本を読ませていただき、常さんが登場する昭和24年は、私の生まれた年でもあったのでご縁を感じました。
物心ついたときに周りの大人たちに抱いていた感情、とくに祖母への想いを、この役をいただいて改めて思い出しました。あの時代に生き抜いていた女性たちの強さ、常さんと同じくらいの年齢の女性の匂いを表現できればいいなと思っております。」
とコメントを寄せた。
弁護士・杉田太郎役の高橋克実(写真提供:NHK)
そして、3人目は、新潟県三条市の弁護士・杉田太郎を演じる高橋克実。同じく弁護士である弟とともに、地域の事件を多く引き受け、裁判所の職員とも懇意にしているなど、幅広い人脈を持つ。そこに、寅子が東京からやってきて…。
高橋は今回の出演に
「まさかまさかの舞台が、わたしの生まれ故郷の新潟県三条市!しかも三条の弁護士役だなんて、ビックリしました。特に、今回楽しみにしているのが三条のことばなんです。
三条弁には、「らて」という可愛い語尾があって、「〜です」を「〜らて」と言うんですよ。例えば、「そうです」は「そうらて」になって、「カフェラテです」は「カフェラテらて」に…。
この「らて」が、寅子の「はて?」に続いて流行って欲しいと期待しています!」
とコメントを寄せた。
日本が戦争へと進む中、結婚し、子どもができたことで一度は法曹界で生きることをあきらめた寅子。これから寅子にどのような試練が訪れるのか。それでも前を向いて進んで行くのが寅子だ。新たな出演者が今後のドラマにどのように関わってくるのか。今後の展開に期待したい。
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