『特捜9 final season』Interview Relay:深川麻衣「このチームの一員でいられることが誇り」
2025年5月28日(水)11時0分 オリコン
高尾由真(演:深川麻衣)=『特捜9 final season』より(C)テレビ朝日
「season5」で特捜班に異動してきた高尾由真は、自由奔放な先輩たちに戸惑いながらも、持ち前の真面目さと負けん気、そして直樹(井ノ原快彦)ら仲間の影響を受け、気づかぬうちに成長を遂げてきた。
「“働く女性”として前向きに生きる姿を届けたい」
——今シーズンの撮影に臨む心境はいかがでしたか?
【深川】今回は“ファイナルシーズン”と伺っていたので、スタッフやキャストの皆さんと「この物語をどう締めくくるか」について話し合う機会がありました。いつもと変わらないスタートでも、「良い形で終わらせたい」「心に残る作品にしたい」という想いが、より一層強かったです。
——由真のキャラクターについて、何かご提案されたことは?
【深川】衣装合わせの際に「今シーズンの由真について、希望はありますか?」と聞いていただいて。『特捜9』の現場は、脚本の中でも役者の意見を柔軟に取り入れてくださるんです。今回は“仕事だけでなく人生にもフォーカスを当てる”流れがあり、由真のこれからを考えたとき、「今を一生懸命生きる働く女性」として、前向きな姿を見せられるように演じたいと提案しました。同じように働く女性たちや、これまで応援してくださった皆さんに、少しでも勇気をお届けできればと思っています。
素敵な先輩たちから学んだ、作品作りの本質
——長く続くドラマシリーズに関わる中で、学んだことはありますか?
【深川】シリーズレギュラーは初めてで、不安もありましたが、井ノ原さんをはじめとしたキャストの皆さんが本当に温かく迎えてくださって。誰もが「作品全体をどう面白くしていくか」を常に考えているんです。そんなあたたかく素敵な先輩たちの仲間に入れてもらって、このチームの一員でいられることが、今ではとても誇りです。
——ファンへのメッセージをお願いします。
【深川】『特捜9』への出演が決まったとき、家族や親戚、そしてファンの皆さんが喜んでくださったこと。そして何より、もともとこの作品を応援してくださっていた方々にも温かく迎えていただけたことが、本当にうれしかったです。今回ファイナルシーズンということで、20年駆け抜けてきた先輩達・スタッフの皆さんの、今作にかける計り知れない熱量や想いを間近で感じています。全員一話一話、大切に積み重ねてきました。この経験は、私にとっても大きな財産になりました。愛情と情熱が込められた『特捜9』、ぜひ最後まで見届けていただけたらうれしいです。