【SSFF & ASIA】ミルボン・緒方博行氏が語る“美と映画の親和性” 「MILBON BEAUTY PROGRAM」開催へ
2025年5月28日(水)18時57分 オリコン
国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2025』オープニングセレモニーに登壇した株式会社ミルボン 取締役・緒方博行氏 (C)ORICON NewS inc.
株式会社ミルボンは、2022年からショートフィルム配信プロジェクト「MILBON BEAUTY MOVIES」や、SSFFと共に「MILBON BEAUTY AWARD」を設立するなど、美とショートフィルムがコラボレーションした企画を行ってきた。
緒方氏は“美容とショートフィルム”の関係について「映画や美容というのは、人に彩を与え、人生を豊かにするという共通点があります。その意味で映画と美しさというのは非常に親和性が高いと考えています」とフェスティバルへ賛同する理由を語る。
5月31日には、表参道ヒルズスペースオーにて「MILBON BEAUTY PROGRAM」が開催される。2022年2月にスタートした、ミルボン×「SSFF」によるプロジェクト「MILBON BEAUTY MOVIES」に寄せられた「美しさ」をコンセプトにした4592作品の中から、『クロネズミ』、『マイディア』、『信じる心』の3作品を上映。『カメラを止めるな!』で社会現象を巻き起こし、近年では企業と組んだ縦型ショートフィルムで数々のバズりを生み出している映画監督・上田慎一郎氏が登壇し、作品についてのトークを展開する。
緒方氏は上映される3作品について「共通しているのは、信じるものがあるということ。信じる人がいて、そこに寄り添い続けられるかが大事」と話すと『クロネズミ』について「認知症のお祖母ちゃんと、お孫さんのストーリー。お互い寄り添い合っていくところに注目」と見所を述べる。
また『マイディア』については「聴覚障害の大学生とAIのアプリで登場する人物と不思議な感情を抱いていくストーリー。これまでは人間対人間が描かれてきましたが、AIが組み込まれることで、どうなるんだろうと考えさせられるユニークな作品です」とアピール。さらに『信じる心』については「子供の可能性を信じ寄り添い続けるお母さんの姿に感銘を受けました」と感想を述べていた。
『SSFF&ASIA 2025』のテーマは「creative active generative」。世界108の国と地域から4592作品の応募の中から、選りすぐりの約250作品をリアル会場およびオンラインによって上映。さまざまな部門・アワードの選考が行われる。