「“これが最後の対バンだよ”って言われて...」──楓フウカが語る“さおゆう”の卒業とクマリデパートの未来
2025年5月29日(木)17時0分 スポーツニッポン
クマリデパート・ホワイト担当の楓フウカが、7月2日にZeppDiverCityで控える1期生・早桜ニコと優雨ナコの卒業ライブを前に、スポニチ東京本社でソロインタビューに応じた。2018年に加入して以来、ずっと共に歩んできた2人への思い、そして4人で迎えるこれからのクマリデパートの姿を語った。(「推し面」取材班)
「この日のライブが最後の対バンになるんだね」
何気ない会話の中で、優雨にそう告げられたのは、今回の取材へ一緒に向かう電車の中だった。ふとした一言に、7年間ずっと一緒にいた2人が本当に卒業するのだという現実が押し寄せた。
「アイドルを始めた時から、2人がいない時間の記憶がないんです」
2023年の日本武道館公演も共に立った。どれか一つを選べないほど、すべてが思い出だという。だが、卒業の実感はまだ完全には訪れていない。
「ライブで一緒に歌ってる時とか、ファンの方の反応を見て少しずつ感じるようになりました。でも、きっと当日はもっとどえらい実感がやってくると思います」
そう語る彼女の声には、寂しさと先輩への感謝が込められていた。「2人が楽しい雰囲気で卒業できるように接してくれているからこそ、自分も前を向いていたい」と話すその姿勢に、楓らしい気遣いがにじむ。
今の6人で、もう一度やってみたいことがある。それは、過去に2度行った24時間配信だ。「前回でみんな“もう十分”って言ってたけど、私はすごく楽しくて。今の6人でやってみたいです」。疲れを忘れるほど楽しめたのは、切り替え上手な性格ゆえだろう。
2人が去った後をどう見るか。「きっと今までのクマリデパートとは違う姿になると思います。でも、“こころのデパート、あなたに笑顔届けてあげる”というコンセプトだけは、4人でしっかり繋いでいきたい」
不安がないわけじゃない。でも、尊敬する仲間たちと変わらぬ“笑顔”で、これからもステージを照らしていく。