悔し涙の「BugいKawaii」――クマリデパート楓フウカ 卒業メンバーと挑んだレコーディング
2025年5月29日(木)11時0分 スポーツニッポン
6人組アイドルグループ・クマリデパートが、現体制でのラストアルバム「かなでぱ!」を5月27日にリリース。ホワイト担当・楓フウカが、スポニチ東京本社でのソロインタビューに応じた。加入から7年間、同じ時を過ごしてきた先輩メンバー2人との“最後の作品”。そのレコーディングで、思わずこぼれた悔し涙の理由とは——。(「推し面」取材班)
「もともとレコーディングで涙が出ることはあるんですが、今回は久しぶりに泣いてしまいました」。まっすぐな瞳で明かした。
1期生である早桜ニコと優雨ナコにとっての卒業アルバム。2人のファンにとっても大切な一枚になる。その思いを胸に、いつも以上に気合を入れてレコーディングに臨んだ。
涙の理由は「自分への悔しさ」だった。
「ずっと支えてくれた2人が卒業する最後のアルバムなので、どうしても良いものを届けたかったんです。だからこそ、“もっとできたはず”って思いが強くなってしまって……」
その“涙の現場”となったのが、新曲「BugいKawaii」の収録だった。m-floの☆TakuTakahashiとプロデューサー・サクライケンタの久々のタッグが実現し、グループ内でも注目度の高い一曲だった。
「メンバーもすごく喜んでいて。期待もあって、自分も“絶対いいものにしたい”って気合いが入りすぎてしまって……。でも、サクライさんがどこどこが良かったよ”って言ってくださったので、結果的にいい作品になったと思います」
楓にとって悔し涙が刻まれた作品。それは緊張やプレッシャーの中でも、誠実に向き合う姿勢からこぼれたもの。その涙がクマリデパートの地力を強くする。