桑田佳祐「まだまだ上がいるから辞められません」宣言締め!サザン47年...史上最多60万人動員ツアー完走
2025年5月29日(木)21時30分 スポーツニッポン
サザンオールスターズの全国ツアーが29日、東京ドームで千秋楽を迎えた。13都市を巡るツアーで、サザン史上最多となる60万人を動員。5万人の熱い歓声を受け止め、桑田佳祐(69)は何度も「ありがとう!」とファンに感謝した。
終盤にヒット曲を畳みかけて会場を熱くさせた。21曲目「LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜」でボルテージが最高潮に。最後の「勝手にシンドバッド」では5万人が拳と大歓声が上げ、5人と一つになった。
5カ月に及ぶ旅の締めくくり。開演10分前から手拍子やウエーブが起こり、メンバーが登場すると期待感は最高潮に達した。桑田は「うれしいような寂しいような悲しい気持ちですけど千秋楽です」とあいさつ。「延長したいです!延長したい!」と心の内をさらけ出すと、客席からは「もっとやってー!」と声が上がった。
10年ぶりのオリジナルアルバム「THANK YOU SO MUCH」の収録曲を中心に披露。さらにライブ定番曲の「マンピーのG★SPOT」や「希望の轍」などヒット曲も散りばめた2時間40分のステージを展開した。来年2月に70代に突入する桑田は肩まで足を蹴り上げるなど元気いっぱい。
ツアーは昨年元日の能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県で今年1月に開幕し、全国のアリーナと5大ドームで26公演を開催。これは92〜93年に行ったツアーに並び、過去最大規模の公演数だ。チケットは全公演が発売と同時に完売。千秋楽は全国272の映画館で生中継され、約15万人が詰めかけた。
5人の平均年齢は69歳。石川公演後には桑田と原由子(68)が体調不良になった。2月の仙台公演前には新幹線の運転見合わせのため、東京から車で5時間以上かけて会場入り。アクシデントも乗り越えて、ファンに感謝の気持ちを届けたいという一心で駆け抜けてきた。
6月でデビューから47年。「アルフィーより年下です。まだまだ上がいるから辞められません!」「これからも皆さんに楽しんでいただけるようにサザンオールスターズ、頑張っていきます!」。冗談交じりの言葉ながら、活動継続宣言となった。最後は5人で手を組み、何度もファンに感謝を伝え、大団円を迎えた。