剛力彩芽明かした 悲しい過去とは...「ショックでした」出演舞台は「ホロッとしたり、グッときたり」

2025年5月29日(木)7時20分 スポーツニッポン

 【インタビュー】女優の剛力彩芽(32)が、喜劇役者の三宅裕司(74)が座長を務める熱海五郎一座の舞台「黄昏のリストランテ〜復讐はラストオーダーのあとで〜」(6月2〜27日、東京・新橋演舞場)に出演する。「東京喜劇」と銘打ち、笑いあり、涙ありの人気舞台シリーズ。今作は「料理」のほかに「悲しい過去」「復讐」がテーマ。一見バラバラの言葉がどんな物語を生み出すのか。「悲しい過去」を持つ農林水産省の役人を演じる剛力にテーマについて聞いてみた。(井上 侑香)

 今作は新橋演舞場第11弾。剛力が演じるのは、IQが高い農林水産省の役人。抜群の身体能力を生かし、アクションやダンスも魅せていく。渡辺正行ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太らおなじみのメンバーに加え、剛力と羽田美智子がゲストで登場する。

「出演が決まった時は素直に嬉しかったですね。メンバーの名前を見ただけで面白さが伝わってきますから。ただ、この中で自分がどれだけできるかっていう不安や緊張感はありました。それでも、今はどんな作品になるんだろうという楽しみでいっぱいです」

 昨年は「熱海五郎一座」の前身「伊東四朗一座」の旗揚げから20年を記念し、伊東四朗がゲスト出演。その舞台を剛力は客席で観劇していた。「気付いたら、頬とおなかが筋肉痛になるくらいずっと笑っていました。こんな幸せな作品って凄いなって。人を笑わせる力、人を元気にする力を凄く感じた舞台でした」。観客として歴史あるシリーズの楽しさを満喫した。

 出演する今作のテーマは「料理」「悲しい過去」「復讐」。剛力が演じる農林水産省役人には、「悲しい過去」があるという設定だ。剛力自身に「悲しい過去」を聞いてみると「トラウマみたいなものでいうと、幼稚園ぐらいのころ、母とスーパーマーケットに行って、私が“チューリップ”を歌いながら歩いていた時のことなんですけど」と幼いころの出来事に触れ「母から“静かにしなさい。大きい声で歌わないで”って注意されたんです。今思えば、大声を出してうるさかったからだったと分かるのですが、幼かったので、“下手くそだから歌うのをやめなさい”って言われたように受け取ってしまってショックでした」と答えた。

 演じる側も観客もさまざまな思いがありそうなテーマ。それが、どんなストーリーを紡いでいくのか。「本当に笑える楽しい物語ですが、ホロっとしたり、グッとくるシーンもあるんです。そういう意味では2度おいしいと言いますか、いろんな見方で楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。劇場から出た時には、心が満たされておなかも空いていると思うので、今日は美味しいご飯を食べて帰ろうと思っていただけるとうれしいですね」。

 人気喜劇の舞台でどんな笑いを届けてくれるのか、期待は高まるばかりだ。

スポーツニッポン

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