国防婦人会にも責められ...乾パンめぐり朝田家亀裂 ヤムさんにネット心配「出ていかないで」
2025年5月29日(木)8時15分 スポーツニッポン
女優の今田美桜(28)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月〜土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は29日、第44話が放送された。話題のシーンを振り返る。
<※以下、ネタバレ有>
「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」シリーズなどのヒット作を放ち続ける中園ミホ氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算112作目。国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかし氏と妻・暢さんをモデルに、激動の時代を生き抜いた夫婦を描く。
第44話は、朝田パンに軍に納める乾パンの注文が入る。朝田釜次(吉田鋼太郎)らは名誉なお役目と沸き立ち、若松のぶ(今田美桜)は早速、屋村草吉(阿部サダヲ)に乾パン作りをお願いするが、断られてしまう。頑なに拒む草吉に、釜次らが首を傾げる中、朝田蘭子(河合優実)だけは分かる気がすると語る。朝田羽多子(江口のりこ)は草吉に無理強いはできないと、依頼を断ることに。しかし、事はそう簡単に済まず…という展開。
若松次郎(中島歩)の航海の間、のぶは実家から通勤。進路に悩む柳井千尋(中沢元紀)に、草吉は助言した。
「医者は、嫌々やるような仕事じゃねえよ。人間、得手不得手があって当たり前だ。神様がわざわざそうつくったんだろうさ。どんなに頑張っても、怖いもんは怖い、嫌なことは嫌なんだ。大体な、おまえが背負い込んで苦しむことを、あの先生が望んでるわけねえだろ。おまえは、おまえの人生を生きろ」
「そんな昔のこと(銀座時代)は忘れたよ。適当だよ。適当に生きるって決めたんだ。適当は気楽でいいぞ、なっ、優等生」
蘭子は「兵隊さんのために乾パンを作るがは、それを食べてもっと戦えっていうことやろ?」「今は、国民が一丸となって、早う戦争に勝たないかん?」「なんぼそう言われても、それが嫌やって思う人もおる」「嫌なもんは嫌や」と草吉に理解。のぶとの間に亀裂が入った。
のぶは校長の古山時三(中尾隆聖)から、羽多子も国防婦人会の餅田民江(池津祥子)から責められた。
のぶは再度、草吉に頼もうとしたが、蘭子が制止。「うちはもう戦争なんか関わりとうない」。朝田メイコ(原菜乃華)は「もうこんなん嫌や。このままやったら、家族がなってしまう」と涙目。3姉妹の様子を草吉が陰から目撃した。
SNS上には「ヤムさん、出ていきそうな予感」「いなくならないで」「千尋くんのためにも出ていかないで」「寛先生亡き後、ヤムさんが“名言の宝庫”に」「難しい立場に立たされる朝田パン」「乾パンを作る技術を持っていない、と説明すればいいのでは?」「ヤムおんちゃん以外はパンを焼けないの?」「蘭子ちゃんの気持ちも、板挟みののぶの気持ちも、メイコちゃんのつらい気持ちも分かる。ヤムさん、どうする?」などの声が上がるが、果たして。