や団・中嶋まさかの代理MC『水曜日のダウンタウン』「寿司合戦」に賛否両論=週間テレビ番組注目度ランキング

2025年5月30日(金)6時0分 マイナビニュース


●『マジカル頭脳パワー!!』に世代を超えた支持
視聴データを独自に取得・分析するREVISIOでは、テレビ画面に視線を向けていた人の割合がわかる「注目度」の週間番組ランキング(5月19日〜25日)を発表した。
○『有働Times』日曜夜に定着へ
この週のランキングは、新年度スタート直後の注目度がやや落ち着きを見せる中、企画性のある番組が健闘した週となった。
特に目を引いたのは、『マジカル頭脳パワー!!2025』(日本テレビ)がコア視聴層9位(注目度60.1%)にランクインしたこと。平成の名作番組が復活した特別企画「大進化! レジェンド番組祭り」の一環として話題を呼び、当時の懐かしい出演者に加えて、現在人気のタレント陣を迎えたことで、世代を超えた視聴者の支持を得た。
また、『有働Times』(テレビ朝日)がコア視聴層3位(注目度65.7%)と好調。今回は千年以上続く伝統行事「相馬野馬追」にスポットを当て、新鮮な視点で報じたことが視聴者の興味を引きつけた。ニュース・情報番組にエンタメ要素を融合させる同番組ならではの強みが数字に反映された形で、日曜夜の新たな選択肢として定着しつつあることを示す結果となった。
○「藤木の決断に涙が止まりません」
66.7%の注目度で個人全体2位を獲得した『PJ〜航空救難団〜』(テレビ朝日)の第5話では、航空救難隊員を志す訓練生の中から1人が去る決断を下す展開が描かれた。内野聖陽演じる宇佐美教官の厳格な指導のもと、石井杏奈演じる藤木さやかが直面した困難と成長の物語だ。
過酷な実習で体力的限界を感じたさやかは、教官から再挑戦の機会を提示されるものの、山中での事故により負傷してしまう。仲間たちと教官による捜索シーンでは、チームワークの重要性が浮き彫りになった。
番組のクライマックスでは、さやかが自らの意志で訓練からの離脱を選択する場面が印象的に描かれている。それは挫折ではなく、苦難を乗り越えた末の晴れやかな自己肯定だった。
視聴者からは「宇佐美教官(内野)さん毎回素晴らしい演技で感動してます」「藤木の決断に涙が止まりません」との反響が寄せられている。
次回への布石として、濱田岳演じる仁科教官の新たな任務への出動が示唆され、緊張感のある終わり方となった。人間ドラマと職業の厳しさを両立させた脚本が、視聴者の感情に強く訴えかけた結果と考えられる。
●「企画が天才すぎる」と評価の一方で食事マナーに懸念も
『水曜日のダウンタウン』(TBS)は、コア視聴層で2位(注目度67.2%)、個人全体で5位(注目度66.3%)と、両方のランキングで高い注目を集めた。この週は、や団・中嶋亨が特別MCを担当する異例の回となっており、これは前週の「代役MCホントドッキリ」企画で、浜田雅功の代役オファーに最も早く承諾した結果によるものだ。
番組では、3年ぶりに復活した「2代目関根勤選手権」第3弾に加え、新たな目玉企画「寿司合戦」が大きな話題を呼んだ。この企画は、食べた寿司の皿を積み上げながら、相手チームの皿に投げて崩すこともできるという斬新なルールで、ママタルトやネルソンズなどが参戦し、10分間でより多くの皿を積み上げることを競った。
X(Twitter)で「寿司合戦」がトレンド入りすると、「寿司合戦、もう企画が天才すぎる」「超面白かった」などその競技性や発想を評価する声がある一方、食事のマナーを懸念する意見も数多く寄せられ、まさに賛否両論となった。この番組らしい攻めた企画が視聴者の注目を強く集めたことは間違いないだろう。
代役MCを務めた中嶋の初々しい司会ぶりも好評だったが、やはり賛否を巻き起こす企画内容こそが、今回の高い注目度につながった最大の要因と言える。視聴者の倫理観を揺さぶりつつも、目が離せないと思わせる同番組の制作スタイルが改めて示された放送回だった。
REVISIO 独自開発した人体認識センサー搭載の調査機器を一般家庭のテレビに設置し、「テレビの前にいる人は誰で、その人が画面をきちんと見ているか」がわかる視聴データを取得。広告主・広告会社・放送局など国内累計200社以上のクライアントに視聴分析サービスを提供している。本記事で使用した指標「注目度」は、テレビの前にいる人のうち、画面に視線を向けていた人の割合を表したもので、シーンにくぎづけになっている度合いを示す。 この著者の記事一覧はこちら

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