名古屋市主婦殺害事件、別府市ひき逃げ死傷事件…フジテレビ社会部事件記者たちが未解決事件に迫る

フジテレビの動画配信サービス・FODでは、新たなオリジナルドキュメンタリー番組『未解決事件ファイル 迷宮の鍵』の配信を30日にスタートした。
この番組は、フジテレビ社会部の事件記者たちが、未解決事件の被害者や残された人たちの思いに寄り添い、事件解決の鍵を解き明かす「謎解き・考察ストーリー」。
ある日忽然と消えた女性、現場に数々の証拠を残しながら特定できない殺人犯の女、裸足で逃げ出したまま行方が分からなくなった指名手配犯。解決は時間の問題と思われた事件が、思わぬ謎に行く手を阻まれ、抜け出すことができない「迷宮」に迷い込む。
番組は、ある日突然家族や友人を失った人たちの無念や焦り、犯人に対する思いを丁寧にインタビューし、事件の本質を知ることから始まる。取材を進めるうちに立ちはだかる謎の数々。私たちは何か重要なヒントを見逃していないのか。時には「伝説の刑事」たちに知恵を借り、視聴者をも謎解きの考察に誘う。
○5月30日配信・File1「夏の日に消えた娘はどこに…町田市美大生失踪事件」
1999年８月のお盆休み。家族が帰省する中、東京・町田市の自宅にいたはずの美大１年生の井出真代さん（当時18歳）が忽然と姿を消した。ジーンズにサンダルという普段着姿に画集を携えて外出していて、遠出をする様子はうかがわれない。警察は当初家出人として扱ったが11年を経てコールドケースとして捜査が始まる。真代さんの手がかりをノートにまとめながら、行方を捜し続ける母親は「拘束されているのか、軟禁なのか、帰れない理由があるのかなと。それがひどいものでなければいいのに」と苦しい胸中を明かす。そうした中、失踪の２ヶ月前に友人が撮影したビデオ映像があることが分かる。映像の中で真代さんが語る言葉に、失踪事件解決の鍵は残されているのか？
○6月6日配信File2「妻を殺害した謎の女　名古屋市西区主婦殺害事件」
1999年11月、名古屋市のアパートで刃物で刺されて殺害されているのが見つかったのは当時32歳の主婦高羽奈美子さん。あろうことか犯行は２歳の長男が座るテーブルの目の前で行われた。現場には犯人の血液や靴痕、逃走する女の目撃証言もあることから「最も解決が近い未解決事件」と言われたが、25年もの間犯人の特定にすら至っていない。何が事件の解決を阻んでいるのか。記者は夫の悟さんのもとを訪ね、犯行現場のアパートを案内してもらう。そこで、彼の口から明かされたのは事件当日の奈美子さんの不可解な行動や、犯人が持ち込んだとみられる乳酸飲料のパックなど、事件解決の鍵になり得るいくつかの謎。女は何者なのか？犯行動機は？捜査のプロとともに事件の謎を考察する。
○6月13日配信・File3「手配犯八田容疑者を追え　別府市ひき逃げ死傷事件」
「私にとって人生のプラン？そんなものはありませんね」SNSの動画で、そう“うそぶく”男。2022年６月、大分県別府市で大学生２人がひき逃げされ、死傷した事件で指名手配され、異例の800万円の懸賞金がかけられている八田與一容疑者（当時25歳）だ。別府市を訪れた記者は、死亡した男性と一緒にバイクに乗っていて重傷を負った友人に話を聞くことができた。男性が明かしたのは、八田容疑者が明らかに２人をひくためにスピードを上げて突っ込んできた時の一部始終。そして、その前兆となったある出来事だった。現場から素足で逃走する様子が防犯カメラに映っている八田容疑者だが、その後目撃証言は途絶えた。数々の指名手配犯を追い詰めてきた元捜査一課の刑事が推理する八田容疑者の行き先は「大阪」そして、リゾート地。SNSで顔が知れ渡った八田容疑者がなぜ通報されること無く逃げのびているのか。見えない指名手配犯の謎を解く鍵に迫る。
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