「あんぱん」阿部サダヲ語るパン職人の役作り&パン作りシーンの裏側「ツヤ感が重要」見た目で撮り直しも
2025年5月30日(金)8時15分 スポーツニッポン
女優の今田美桜(28)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月〜土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)で22年ぶりの朝ドラ出演を果たし、風来坊のパン職人・屋村草吉役が話題を呼ぶ俳優の阿部サダヲ(55)からコメントが到着。役作りや撮影の舞台裏を明かした。
<※以下、ネタバレ有>
「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」シリーズなどのヒット作を放ち続ける中園ミホ氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算112作目。国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかし氏と妻・暢さんをモデルに、激動の時代を生き抜いた夫婦を描く。
——パン作りの練習について。
「実際にパンの工場に行って、パンをこねて、あんこを包んでという基礎から練習しました。撮影では、道具も作り方もその時代に合わせています。パンが美味しそうに見えないから撮り直しということもありましたし、ツヤ感が重要みたいです。『あんぱん』を見て、朝ごはんがパン派になる人も多いんじゃないかな(笑)。草吉があんぱんで悲しみに包まれた朝田家の人々を救ったり、のぶや嵩の受験の時に“合格あんぱん”をあげたり、元気になってほしい時にあんぱんを焼くっていうのは、いいですよね。いつの間に作っていたんだろうという場面も多いですが(笑)。みんなのことを思って、こっそり作っているんでしょうね」
——のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)について。
「あの2人の関係性は凄く面白いなと思いながら見ています。のぶのように、あれだけ明るく真っすぐに向かってきてくれる人って、なかなかいないと思いますし。だから、嵩はこの人がいいなと思ったんでしょうね。草吉からすると、嵩はどこか似ているところがあったんだろうなと。最初に川辺で一人ぼっちでいる嵩を見た時から、そのさみしげな姿に、何かシンパシーを感じたんだと思います。草吉からすると、嵩は気になって仕方ない存在なのかもしれません」