「初の単独監督作と思えない」シアーシャ・ローナンらに愛された女性監督とは?

2018年6月1日(金)13時30分 シネマカフェ

『レディ・バード』 (C)2017 InterActiveCorp Films, LLC./Merie Wallace, courtesy of A24

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ついに6月1日(金)本日、本年度ゴールデン・グローブ賞で作品賞を受賞作した『レディ・バード』が公開を迎えた。その監督を務めたのは、個性派女優として人気があり、次世代クリエイターとして期待がかかるグレタ・ガーウィグ。このたび、彼女の監督としての一面が明かされる特別映像が、シネマカフェにいち早く届いた。



自身初の単独監督作でありながら、アカデミー賞監督賞、脚本賞にダブルでノミネートを果たしたグレタ。自伝的要素も織り交ぜながら手がけた脚本について「本作は実体験から着想を得てはいるけど、実際の出来事ではないの。実体験を書き始めても、すぐに物語がひとりでに回り始めるのよ」と、その成り立ちを説明。

シアーシャ・ローナン、ティモシー・シャラメという、いま最もノリに乗っている若手俳優たちから、本作でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたローリー・メトカーフ、トレイシー・レッツといった実力派俳優が揃ったが、「私の書いたセリフを読む俳優を見たとき、やりがいを感じたわ。俳優はひらめきの源だから自由に演技してほしい。全員に焦点を当てる時間は群像劇にはないから、インパクトが必要なの」と俳優たちへの想いを語り、彼らとのコラボを楽しんでいたようだ。


そんなグレタの監督ぶりについて、特別映像の中でシアーシャとローリーは「グレタは映画製作のあらゆる過程に審美眼がある。彼女は俳優の元々の性格を役に組み込ませるのが本当に上手なの」(シアーシャ)、「初の単独監督作とは思えないわ! 彼女は本当に仕事熱心。でも、クルーやキャストと冗談を言い合ったり、臨機応変にふざけることもできるのよ」(ローリー)と、どちらも大絶賛。グレタの人柄と才能に、ハートをがっちりと掴まれてしまったようだ。

さらに、ティモシーとルーカス・ヘッジズもこう明かす。「俳優出身の監督ならではの恩恵と豪華さがあるよね。グレタ特有の色調があって、すごくリアルなんだけど笑いもある。彼女の初めて見る一面だったよ」(ティモシー)、「台本に書かれてたものより立体感のあるシーンにするために、カメラを回し続けたりもした」(ルーカス)。

映像ではさらに、シアーシャとルーカスがじゃれあいながらキスをするシーンのメイキング映像も見ることができる。指示を出しながら笑いが止まらないグレタと、彼女に応えるようにテンションの高い演技を見せる2人。現場全体にエネルギーが満ち、それぞれの感性が刺激しあっている様子が見てとれる、こちらの映像にもぜひ注目を。



『レディ・バード』は全国にて公開中。

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