韓国映画初!実際の歴史が宿る世界文化遺産での撮影『王の願い』

2021年6月2日(水)13時0分 シネマカフェ

『王の願い ハングルの始まり』 (C) 2019 MegaboxJoongAng PLUS M,Doodoong Pictures ALL RIGHTS RESERVED.

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ソン・ガンホが独自の文字創製のため命を懸けた世宗大王を演じた史劇エンターテインメント『王の願い ハングルの始まり』。この度、ユネスコ世界文化遺産「海印寺 蔵経板殿」「浮石寺 無量寿殿」「鳳停寺」を写した場面写真が解禁となった。



独自の文字創製を目指した世宗王の情熱と葛藤を描いた本作。その見どころの1つが、韓国のユネスコ世界文化遺産「海印寺 蔵経板殿」「浮石寺 無量寿殿」「鳳停寺」で撮影された貴重な映像だ。

シナリオ作業の過程で、シンミ和尚の行跡を辿って韓国各地を査察したチョ・チョルヒョン監督は、劇中の象徴的な空間を実際の歴史が宿る文化遺産で撮影することを目標にし、6か月以上にわたり文化財庁と緊密な会議を重ね、これらの文化遺跡地を韓国映画として初めてスクリーンに映し出すことに成功した。


韓国三大寺院の一つである「海印寺 蔵経板殿」では現在、「八万大長経」の完全保存のために、内部への出入りが不可能となっている。そのため、世宗とシンミがハングル創製の志を一つにするきっかけを与え、ハングル創製過程でも重要な役割を果たす「八万大長経」の実物を、本作では間接的に観ることのできる貴重な映像となった。


さらに、韓国の木造建築の中でも古い建物として有名な「景福宮」、「昌徳宮」、谷城の「泰安寺」、順天の「松広寺 国師殿」など由緒ある建築物も多数登場。新しく作られたセットでは決して作り出すことが出来ない色合いや、長い月日の深さが重なり合った構造物による歴史的な空間は多彩な印象を与え、ハングル創製を成し遂げた1443年当時に吸い込まれたような没入感を与えている。


『王の願い ハングルの始まり』は6月25日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。

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