「ウェブで読まれる文章はタイトルしか見られません」ライター・patoが明かす“タイトル決め”の秘訣とは?

2024年6月6日(木)20時0分 TOKYO FM+

山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜〜木曜13:00〜14:55)。5月30日(木)の放送は、ライターのpato(パト)さんをゲストに迎えお送りしました。

(左から)パーソナリティの山崎怜奈、patoさん


◆人気ライターが力説“タイトル”の重要性
patoさんは、2000年代初頭から自身のテキストサイト「numeri(ぬめり)」で文章を発表し続け、PV(ページビュー)数の累計は5,000万以上。そして、今年3月には新刊「文章で伝えるときいちばん大切なものは、感情である。 読みたくなる文章の書き方29の掟」(アスコム)を発売しました。
そんなpatoさんの代名詞的作品といえば、「‘89牧瀬里穂のJR東海クリスマスエクスプレスのCMが 良すぎて書き殴ってしまった」「タコの刺身が好きすぎるので最高に合うしょうゆを100本の中から探してみた」などがありますが、どれもタイトルが特徴的です。
そこで、タイトルを考えるときの秘訣を聞いてみると「基本的にウェブで読まれる文章はタイトルしか見られません。X(旧Twitter)でも、タイトルだけがひとり歩きしていくじゃないですか。なので、読み手にタイトルだけで内容がわかるようにすること。あとは、コストを強いないタイトルにしないといけない」と話すpatoさんに、れなちも共感します。
また、文章を書くうえでは「“感情”が伝わってくることがすごく大事。とはいえ、ただ感情だけ書いてもなかなか伝わらなくて、感情の裏にある行動が透けて見えると、人は初めて感動します」と解説します。
◆ラジオでメッセージが読まれるようにする秘策
そんなpatoさんは、実はラジオが大好き! ということで、リスナーから「どうしたら、ラジオで読まれるようなメッセージが書けますか?」との質問が届きます。
これにpatoさんは「メッセージを選ぶ人の気持ちになるといいと思います。ダレハナであれば(メッセージを選ぶのは)作家さん。彼は多分、山崎さんの話が広がり、番組が盛り上がることを期待していると思うんです。ということは、そこで作家さんが選ぶのは、山崎さんがしゃべりたいことやトークがしやすいもの」と推察します。
さらには、「番組の公式Xを見ると午前10時ぐらいによく動いているので、仕事は10時くらいから始まっているのがわかる。だから、その前後に送ると目に留まりやすいかも」との考察に「なるほど〜!」と感動しきりのれなち。
ここで、ネット界隈の文章の傾向を聞いてみると、「ひと昔前は“ただ面白いもの”が多かったんですけど、最近では“いい話”“感動する話”“ほっこりする話”が流行っている感じがしますし、そういうものが拡散されやすくなっていますね」と分析。
そして最後に、「今、文章は(ネット上に)ものすごく溢れています。そのなかで目立ち、人の心に残る文章を書くためには“やらないことをやらないといけない”ということが一番大事だと思います」とアドバイスを送っていました。
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5月30日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年6月7日(金) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月〜木曜 13:00〜14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/

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