ムロツヨシ、役作りで別人に?負の感情に染まる場面写真『神は見返りを求める』

2022年6月8日(水)18時30分 シネマカフェ

『神は見返りを求める』(C)2022「神は見返りを求める」製作委員会

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豹変した<見返りを求める男>と<恩を仇で返す女>の心温まりづらいラブ・ストーリー『神は見返りを求める』。今月末に公開を控え、ムロツヨシがダークなオーラを纏う場面写真が一挙解禁となった。




予告編の解禁と共に、すでにSNSでは「見たかった「怖いムロツヨシ」がここに!」「コメディなの?ホラーなの?すごく気になるわ、観にいきたい!」など注目が集まっている本作。この度解禁されたのは、ムロさんが役作りのために“ムロツヨシ”を封印して挑んだ田母神の“負の感情”に包まれた場面写真6枚。

解禁された場面写真では、見返りを求めないお人好しの田母神(ムロツヨシ)が豹変し発狂する予告編でも印象的なシーンや、頭部をおさえ顔を歪ませて道端にうずくまる田母神、さらには感情を失ったかのような表情で何かを見つめている田母神。

ほかにも、携帯カメラを構えて何者かのマスクを剥がす様子や、自宅のドアに「ゴッティーのへや」と落書きされている写真も。現実世界でもSNSから住所を特定されるという怖い事件が多発する中、田母神も自宅を特定されたのか…。

また、恩を仇で返すゆりちゃん(岸井ゆきの)やその周りで起こる出来事によって、ゆりちゃんの過去を晒す暴露系YouTuber“ゴッティー”へと豹変した“神”のように優しかった男・田母神だが、覆面を被ったゴッティーがゆりちゃんに詰め寄る様子は、マスクの下から負の感情に満ちた彼の情念が伝わってくる。

先日実施された完成披露試写会の舞台挨拶で、ムロさんは「現場での過ごし方が今までとは違った。受け身の役であり、どんどん豹変していく役どころ。もはや“ムロシズカ(静か)”。岸井ゆきのさんとも会話をしないようにして、吉田(恵輔)監督の脚本の世界にどっぷりと浸かろうと思った」とコメント。

あまりの静かな佇まいゆえに共演の岸井さんからは「本当にムロさんは静かでした。『本当に主役?』と思うくらい端っこにいて。キャンプ用の椅子に仏のように静かに座っていました」と話すほど。田母神を演じるにあたり、ムロさんは「軽くやると吉田監督が描いた人の愚かさなどが浅く薄っぺらくなると思ったので『悲劇ではあるが喜劇だ』と頭の中で繰り返して楽しみながら演じようと、いつもの“にぎやかツヨシ”はいらないとジャッジした」とコメントをしている。

『神は見返りを求める』は6月24日(金)よりTOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開。

吉田恵輔監督の「吉」は、士の部分が土になります。

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