橋下徹氏 “富士山が見えなくなる”完成間近のマンション解体「全国的にものすごく影響すると思う」

2024年6月10日(月)9時51分 スポーツニッポン

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(54)が10日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月〜金曜前8・00)に出演。東京・国立市で完成間近だった10階建てのマンションが急きょ解体されることについてコメントした。

 富士見通りと呼ばれる通りのマンション建設を巡っては、周辺住民らから「富士山が見えなくなる」「景観が悪化する」などと不安視する声が上がっていた。

 建設業者の積水ハウスは「景観条例などの法令はクリアしていたものの、周辺への影響に関する検討が不十分だった」としているという。

 橋下氏は「今回は積水ハウスの判断ですから、そこは企業の判断でいいとは思うんですけど、ただ僕はこれは全国的にものすごく影響すると思う」と言い、「これ高さ規制とか法律でルールが決められているんですよ。というのは土地所有者の権利もありますのでね。これを各自治体が勝手にルールを変えるということも禁じられているんですよ。国立市には20メートル規制とか、いろいろありますけれど、これはある意味、勧告というかお願いしますねというお願いベースなんです」と説明した。

 そして「全国のマンション建設で同じような話があるんですが、この事例をもって“積水ハウスさんが解体してやめているんだから、おたくの事業者もやめなさい”という主張が全国で吹き荒れると思います」と指摘し、「ですから僕は住民の皆さんの意見もよく分かるので、そうであれば、これはもう政治家がきちっと全国一律のルールではなく、各地域の実情に合わせて高さの規制ができるような、法律を政治家の責任でつくらないと、住民の運動がどんどんこの事例をもってさかんになると思う」と自身の見解を述べた。

スポーツニッポン

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