『機動戦士ガンダム』好きな名言ランキング-主人公から名もなき兵士のセリフまで一挙紹介

2024年6月25日(火)20時21分 マイナビニュース

1979年から1980年にかけて放送された『機動戦士ガンダム』は、宇宙に進出した人類が地球連邦とジオン公国という2つの勢力に分かれて繰り広げる戦争をテーマにしたサンライズ制作のロボットアニメです。兵器として描写される人型ロボット・モビルスーツの人気はもちろん、深みのある人間模様が楽しめるストーリーも特徴的で、今でも多くのファンの心を掴んで離しません。
また、個性的なキャラクターたちが放つ名ゼリフも魅力のひとつ。そのなかには、アニメを見たことがない人でも知っているという高い知名度を誇るセリフもあります。そこで今回は、マイナビニュース会員504人に「『機動戦士ガンダム』の好きな名言」をリサーチしました。マイナビニュース会員504名を対象にアンケートを行い、その結果をランキング形式でご紹介します。
『機動戦士ガンダム』好きな名言ランキング
『機動戦士ガンダム』より、「好きな名言」をマイナビニュース会員504名に聞きました。
1位:「二度もぶった。親父にもぶたれた事ないのに!」(アムロ・レイ)(25.1%)
2位:「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」(ランバ・ラル)(8.9%)
3位:「認めたくないものだな、自分自身の若さゆえの過ちというものを……」(シャア・アズナブル)(7.3%)
4位:「ごめんよ、まだ僕には帰れる所があるんだ。こんな嬉しいことはない。わかってくれるよね? ララァにはいつでも会いに行けるから」(アムロ・レイ)(6.8%)
5位:「坊やだからさ」(シャア・アズナブル)(6.3%)
6位:「悲しいけどコレ、戦争なのよね」(スレッガー・ロウ)(5.8%)
7位:「見せて貰おうか、連邦軍のモビルスーツの性能とやらを……」(シャア・アズナブル)(5.6%)
8位:「殴られもせずに一人前になった奴がどこにいるものか!」(ブライト・ノア)、「あんなの飾りです。偉い人にはそれが分からんのですよ」(ジオン兵)(4.6%)
10位:「ああ、アムロ……。刻(とき)が見える……」(ララァ・スン)(4.3%)
11位:「あえて言おう、カスであると!」(ギレン・ザビ)(3%)
12位:「まだだ、たかがメインカメラをやられただけだ」(アムロ・レイ)、「それでも男ですか、軟弱者!」(セイラ・マス)、「やらせはせんぞ! 貴様ごときモビルスーツに、ジオンの栄光をやらせはせん! この俺がいる限り、やらせはせんぞーっ!」(ドズル・ザビ)、「シャア! 謀ったな、シャア!」(ガルマ・ザビ)(2.5%)
16位:「弾幕薄いぞ!何やってんの!」(ブライト・ノア)(2.3%)
17位:「赤い彗星も地に墜ちたものだな」(キシリア・ザビ)(1.8%)
18位:その他のセリフ(3.5%)
1位:「二度もぶった。親父にもぶたれた事ないのに!」(アムロ・レイ)(25.1%)
『機動戦士ガンダム』の数ある名言のなかから、見事1位に輝いたのは「二度もぶった。親父にもぶたれた事ないのに!」でした。このセリフは、第9話「翔べ!ガンダム」で主人公のアムロ・レイの口から飛び出したもの。なし崩しにガンダムのパイロットになったアムロは、戦いに疲れ果て出撃を拒否し、艦長代理のブライトに平手打ちを受けてこのセリフを返しました。
出典:amazon
内向的で戦い向きではなかったアムロが、激戦に追い詰められて逃げることも許されず吐き出したこの言葉からは、彼の人となりや置かれた状況の厳しさなどが伝わっています。パロディなどに使われることも多いからか"ガンダムのセリフで一番有名"という声も寄せられていました。
○オススメコメント
大人にまだなれない、アムロを象徴したセリフ(60代男性/長野県/その他メーカー)
芸人さんなどが使っていて、かなり有名なセリフだと思うので(50代男性/東京都/鉱業・金属製品・鉄鋼)
アムロのキャラクターとして印象に残るから(40代男性/三重県/その他)
ガンダムのセリフの中で一番有名だから(50代女性/愛媛県/その他)
2位:「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」(ランバ・ラル)(8.9%)
2位の「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」は、第12話「ジオンの脅威」にて、敵であるジオン軍のランバ・ラルが発したセリフ。ラルは新型モビルスーツのグフでアムロたちに攻撃を仕掛けますが、その力はすさまじく、アムロのガンダムは苦戦を強いられます。必死で立ち向かうアムロをラルはこのセリフと共に圧倒しました。
これまでのモビルスーツ・ザクを超える脅威の登場を鮮烈に印象付けるセリフで、ゲームシリーズなどでもオマージュしたセリフが使われることがあります。アンケートでも、やはりグフの印象を強烈に感じたというコメントが見受けられました。
○オススメコメント
グフが出てきた時の印象が強い(40代男性/兵庫県/その他)
グフが好きです。かっこいい(50代男性/愛知県/輸送用機器(自動車含む))
敵ながら、あっぱれな決めセリフだと思う(60代男性/神奈川県/教育)
ランバ・ラルが好きだから(40代男性/宮崎県/フードビジネス(総合))
3位:「認めたくないものだな、自分自身の若さゆえの過ちというものを……」(シャア・アズナブル)(7.3%)
3位にはジオン軍の指揮官であるシャア・アズナブルが第1話で放った名ゼリフ「認めたくないものだな、自分自身の若さゆえの過ちというものを……」がランクイン。シャアは地球連邦軍の新型戦艦・ホワイトベースを追跡し、連邦軍がモビルスーツの開発に成功した事実を知りますが、その過程で2人の部下を失い、このセリフを呟きました。
「若さゆえの過ち」を犯したのが、武勲を焦り攻撃を強行した部下・ジーンのことなのか、それとも部下を喪失するところまで読み切れなかったシャア自身なのかは、解釈が分かれるところ。アンケートでは、自分自身を省みるきっかけになったという声も寄せられていました。
○オススメコメント
戦いの本質を語っている(60代男性/東京都/食品)
ピンチの時でも落ち着いていて度量が広い人だと思ったからです(50代女性/埼玉県/ソフトウェア・情報処理)
若い時の反省の契機になった(60代男性/兵庫県/官公庁)
4位:「ごめんよ、まだ僕には帰れる所があるんだ。こんな嬉しいことはない。わかってくれるよね?ララァにはいつでも会いに行けるから」(アムロ・レイ)(6.8%)
4位には、最終回である第43話「脱出」でアムロが放ったセリフ「ごめんよ、まだ僕には帰れる所があるんだ。こんな嬉しいことはない。わかってくれるよね? ララァにはいつでも会いに行けるから」が選ばれました。宇宙要塞ア・バオア・クーでシャアと戦い傷ついたアムロは、かつて殺めてしまった女性・ララァのもとへ行くことを覚悟します。しかし、ガンダムの中心部に格納された小型戦闘機コア・ファイターの機能が生きており、脱出できたアムロは命からがら仲間たちのもとへたどり着き、このセリフを口にしました。
ときには孤立を深めることさえあったアムロが、仲間たちのもとへ帰りつくことができたシーンを象徴するこのセリフは、最終回の感動や涙を流した思い出とともに記憶している人が多いようです。
○オススメコメント
子ども心に泣いたからです(50代男性/大阪府/海運・鉄道・空輸・陸運)
ララアとの記憶の一幕は一世を風靡しました(60代男性/静岡県/その他)
最終回感動して涙が止まりませんでした(50代男性/神奈川県/その他)
5位:「坊やだからさ」(シャア・アズナブル)(6.3%)
5位には第12話「ジオンの脅威」にてシャアが発言した「坊やだからさ」がランクイン。ジオン公国総帥であるギレン・ザビは、戦死した弟ガルマの国葬にて演説を執り行い、ジオン国民になぜガルマが死んでしまったのかと問い掛けます。このセリフは、それをテレビ中継で視聴していたシャアが呟いたもの。実はガルマは、友人であるシャアに謀られて戦死していたのです。
シャアとガルマの関係性や、シャアから見たガルマの人物像が詰まった短くも印象的なセリフで、皮肉を込めたセリフのかっこよさを推す声などが寄せられていました。
○オススメコメント
かっこいいと思ったからです(40代男性/群馬県/その他電気・電子関連)
シャアの言葉がいちばん印象的でした(60代男性/愛知県/不動産)
皮肉がよいなあと思ったから(40代男性/茨城県/その他)
6位:「悲しいけどコレ、戦争なのよね」(スレッガー・ロウ)(5.8%)
6位には、アムロの戦友であるスレッガー・ロウの名ゼリフ「悲しいけどコレ、戦争なのよね」がランクイン。第36話「恐怖!機動ビグ・ザム」にて、ジオン軍の強力な兵器であるビグ・ザムの攻撃を止めるため、スレッガーはアムロと連携して敵に突撃します。ビグ・ザムに致命傷を与えたスレッガーが、戦死する直前に放ったのがこのセリフでした。
同話では仲間であるミライ・ヤシマと唇を重ねるシーンもあったことから、戦争のやるせなさを感じたり、胸を打たれた人も多かったようです。
○オススメコメント
小さい頃に見たのですがやはり戦争の言葉に刺激を受けました(60代女性/北海道/その他)
スレッガーの覚悟が伝わるいいセリフだから(50代男性/京都府/サービス(その他))
グッときますよねなんか(30代女性/広島県/ベンチャーキャピタル)
7位:「見せて貰おうか、連邦軍のモビルスーツの性能とやらを……」(シャア・アズナブル)(5.6%)
7位の「見せて貰おうか、連邦軍のモビルスーツの性能とやらを……」は、シャアが第2話「ガンダム破壊命令」にて言ったセリフです。ガンダムや避難民を収容したホワイトベースは、シャアのさらなる追撃に立ち向かうべくガンダムにビーム・ライフルを持たせ発進。それに対してシャアはガンダムの奪取ないし破壊のため迫り、このセリフを放ちました。
この後、最新のモビルスーツであるガンダムと、腕利きパイロットであるシャアが操るザクは激闘を繰り広げます。両者の戦闘力が強調されたことを含めて印象的なシーンになっており、シャアの強者感や自信を感じられるセリフとして票が集まりました。
○オススメコメント
シャアの圧倒的強者感が表現されているセリフなので(40代男性/鹿児島県/その他)
シャアの自信を感じる一言だから(50代男性/兵庫県/その他)
戦士としての覚悟と自信を感じるから(60代男性/神奈川県/広告・出版・印刷)
8位:「殴られもせずに一人前になった奴がどこにいるものか!」(ブライト・ノア)(4.6%)
8位にはアムロたちを指揮するブライト・ノアの発言「殴られもせずに一人前になった奴がどこにいるものか!」がランクイン。実はこのセリフは、1位に選ばれた「二度もぶった。親父にもぶたれた事ないのに!」に対するアンサーで、戦うことや殴って指導することへの反感をぶつけるアムロを甘えていると断じるものでした。
ブライトの指導はスパルタにも思えますが、一歩間違えると仲間がみんな死んでしまう戦争では、それだけ余裕がなくなるのかもしれません。その後の展開も含めて、このセリフを気に入っている人が多いようでした。
○オススメコメント
いまではありえない言葉。もうあのころには戻らない(40代男性/大阪府/設計)
正論だと思ったから、その後のフォローのセリフも気に入っている(50代男性/京都府/ビル管理・メンテナンス)
ストーリー展開が印象的でした(30代女性/東京都/農業協同組合(JA金融機関含む))
8位:「あんなの飾りです。偉い人にはそれが分からんのですよ」(ジオン兵)(4.6%)
同じく8位には、名もなきジオン兵のセリフ「あんなの飾りです。偉い人にはそれが分からんのですよ」がランクイン。第42話「宇宙要塞ア・バオア・クー」で、シャアは新型モビルスーツ・ジオングを与えられますが、完成度80%の機体だったため足がありませんでした。疑問を抱くシャアに兵士が返したのがこの言葉です。
当時はみんな真似をしていたというコメントも多く、名もなきキャラクターにインパクトを与えた名ゼリフと言えるでしょう。
○オススメコメント
当時はみんな口ずさんでいた(40代男性/鹿児島県/商品取引)
脚が付いていない未完成のジオングについて、整備士がシャアに勇気づけるように言ったことば(40代男性/静岡県/コンピューター機器)
日常のビジネスにも通用するから(50代男性/埼玉県/その他)
10位「ああ、アムロ……。刻(とき)が見える……」(ララァ・スン)(4.3%)
10位には、アムロとシャアの間で揺れた女性兵士ララァ・スンの「ああ、アムロ……。刻(とき)が見える……」がランクイン。第41話「光る宇宙」にて、混戦となるなかララァはシャアをかばいアムロに倒されます。直後、宇宙に適応した人類・ニュータイプに覚醒していたアムロとララァは、人間が未来に抱く可能性を悟りあい、ララァは上記のセリフと共に散っていきました。
共感しあえる間柄ながら命を奪い合ってしまったララァとアムロの悲しさ、そして神秘性も感じるセリフに、感情が揺さぶられた人が多いようです。
○オススメコメント
選択肢の中では一番自分好みな台詞であったので(60代男性/東京都/教育)
名言である。心にひびく(40代男性/埼玉県/その他)
感情がよく伝わるから(30代女性/香川県/エステティック・美容・理容)
○番外編「好きな名言」
ランキングの選択肢以外にも「好きな名言」として以下のセリフも寄せられています。
○「重力の意味なんて分からないくせに」(アムロ・レイ)
オールドタイプとニュータイプの戦いや確執を描いたこの作品。地球の重力にさいなまれるオールドタイプとコロニー生まれの 重力から解放されたニュータイプとの決定的な差異は、この重力に対する決定的な認識の違いに尽きる。今やまさに宇宙世紀。宇宙空間で産まれる生命だって案外あり得る。万有引力の法則に拘束されている我々現代人に、無重力の世界で産まれる未来人の観念や思考パターンは理解できるのか。そして、溝はお互い対岸の火事位にまで拡がるのか、それとも…。何やら考えさせられるこのセリフ。初めて耳にしてから40年経っても咀嚼しきれていない。まさに人生最大のテーマであり、そして課題でもある。(40代男性/千葉県/その他)"
○「マンガだよマンガ」(カイ・シデン)
カイ・シデンさん、それを言ったらダメですよ(笑)(40代男性/埼玉県/海運・鉄道・空輸・陸運)
○「当たらなければどうということはない」(シャア・アズナブル)
その後、当たったらどういうことになるかが示される(60代男性/京都府/その他)
○「なんでこんなところに子供がいるんだ」(クランプ)
ランバ・ラル隊が隊長をはじめとしてしっかりした大人の部隊だということがわかるとともに、戦争の悲しさがある(50代男性/東京都/ソフトウェア・情報処理)
まとめ: 『機動戦士ガンダム』は名言がたくさん!
『機動戦士ガンダム』では、今回のランキングで1位に選ばれた「二度もぶった。親父にもぶたれた事ないのに!」をはじめ、複雑なドラマが展開されるなかで数多くの名言が生まれました。一瞬のセリフの中にキャラクター性や物語の背景などが詰め込まれていることも多く、どれもファンの胸を打つセリフだったようです。
今年『機動戦士ガンダム』は放送開始から45周年を迎え、様々な企画を展開しています。ぜひこの機会に、キャラクターたちの名言にも注目しながら、この名作アニメを鑑賞してみてはいかがでしょうか。
調査時期:2024年6月4日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計504人
調査方法:インターネットログイン式アンケート
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