一番大切なのは「希望に満ち溢れていること」『マイ・エレメント』ピーター・ソーン監督コメント

2023年7月9日(日)14時0分 シネマカフェ

『マイ・エレメント』 ©2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

写真を拡大

ディズニー&ピクサー最新作『マイ・エレメント』より監督のコメントが到着。物語の舞台となる[エレメント・シティ]の魅力と本作のテーマについて語っている。




“火・水・土・風のエレメントの世界”を舞台に、火の女の子エンバーと水の青年ウェイドの活躍が描かれる本作。カラフルで美しく、遊び心満載でユニークな世界観に早くも期待の声が高まっているが、監督を務めたピーター・ソーンはエレメト・シティを描くにあたって<希望に満ち溢れていること>が一番大切なことであったと明かした。

美しいネオンカラーで幻想的な“死者の世界”を描いた『リメンバー・ミー』や、透き通った水の中でカラフルな魚たちが泳ぐ“海の世界”を描いた『ファインディング・ニモ』、無限に広がる“頭の中の世界”をユニークに描いた『インサイド・ヘッド』など、ピクサーはこれまで誰も見たことがないようなワクワクした“世界観”で観る人を魅了してきた。

そんなピクサーの最新作である本作の舞台となる[エレメント・シティ]。火のエレメントが暮らす街中では夜空いっぱいに花火が打ちあがり、水のエレメントが暮らす建物にはウォータースライダーが備え付けられているほか、たくさんの植物で覆われた土のエレメントの建物、フワフワと空を舞う風のエレメント用のスポーツスタジアムなど、それぞれのエレメントがその特性にあったユニークな生活様式で共生しており、その眺望はカラフルで美しく、思わず入り込みたくなるような世界観となっている。

そんなエレメント・シティを描くにあたって、ピーター・ソーン監督は「この街を描く中で一番大事だったことは、やはり“希望に満ち溢れていること”だと思います。というのも、この世界ではいろんなエレメントがいて、みんなそれぞれ違いもあります。でも、そんな中でとにかく私がフォーカスを当てたいのは、みんな違っても共存できるということ。そしてそれは、今まで知らなかった新たな世界が広がり、自分には想像以上にたくさんの可能性があるんだと勇気づけてくれることなんです」と、この世界を通して“新たな可能性を見つけることへの希望”を込めたことを明かした。

実際に、それぞれのエレメントが共有で使用するエレメント・シティの中心地を走る電車では、風のエレメント用に天井の座席が設置されているほか、水のエレメントが入るプールがあるなど、それぞれ特性は違っても互いの個性を尊重して共生する姿が描かれている。

そんな[エレメント・シティ]を舞台に描かれるのは、火の女の子〈エンバー〉と水の青年〈ウェイド〉、触れ合うことすらできないピクサー史上最も“近くて遠い”ふたりが、奇跡の化学反応を起こす物語。

家族のために、火の街から出ることなく、父の店を継ぐ夢に向かって頑張っていたエンバーは、ある日偶然自分とは正反対で自由な心を持つウェイドと出会う。ウェイドと一緒に初めて世界の広さに触れたエンバーは、次第に火の世界の外へひそかな憧れを抱くようになり、ふと自分の新たな可能性を考え始めるのだった…。

<他のエレメントとは関われない>というルールのもとで、果たしてエンバーとウェイドは、エレメント・シティにどんな奇跡の化学反応を起こすのか?

色鮮やかなエレメント・シティで繰り広げられるエンバーとウェイドの物語から、大人も子どもも希望と感動を与えてもらえるはずだ。

『マイ・エレメント』は8月4日(金)より全国にて公開。

シネマカフェ

「監督」をもっと詳しく

「監督」のニュース

「監督」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ