トム・クルーズ「サイモン・ペッグは最高の相棒」…『M:I』最新作からベンジー愛溢れる特別映像
2018年8月8日(水)11時15分 シネマカフェ
■チームに欠かせない存在:ベンジー
『M:I:3』('06)に初登場してから早12年、本国のみならず、日本でも大人気のキャラクターであるIMFチーム技術担当・ベンジーを演じ、「M:Iへの出演は常に喜びだ」と語るサイモン・ペッグ。主演のトム・クルーズ、ヴィング・レイムスのシリーズ全作皆勤賞の2人とは、シリアスとユーモアの絶妙なバランスで「これぞIMFチーム!」と唸らせる見事に息の合った演技を本作でも見せている。
『M:I:3』では、まだ出演シーンが数えるほどしかなかったにも関わらず、常に不可能にしか思えないミッションに挑むイーサンの無茶を手助けしながら、自身も立派なエージェントへと成長してきた。本作ではセーヌ川でモーターボートを飛ばしたり、スキューバダイビングもこなしたり、さらにはこれまでにはない肉弾戦まで披露するとあって、ファン垂涎のシーンが満載の内容となっている。
■サイモン自身も語る、ベンジーの驚くべき成長とは?
サイモンはコメントで「ひとつのキャラクターをこれほど長く演じて、見た目にも比喩的にもラボにいるイモ野郎だった状態から、より有能で、驚くべき技術を備えた諜報員らしく進化していくベンジーを目にするのは素晴らしいね」と自虐を交えて語っている。劇中でのベンジーの成長はもちろんのこと、コメディを中心に活躍してきたサイモン・ペッグという才能溢れる映画人が本シリーズに参加したことにより、作品評価がうなぎ上りに高まっているのも頷ける。
実際に今回の特別映像には、ベンジーがタブレットで指示を出すシーンがあるが、IMFチームとは思えないニアミスで、物語をよりスリリングにしてしまっている。そんな演出が本作でいきるのも、サイモンの持つユーモアセンスあってのことだろう。
■米・映画批評サイト「Rotten Tomatoes」の数値こそ、”ベンジー効果”の証拠!
辛口な評価で有名な、米・映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では、『M:I:3』が70%、ベンジーの出番が増えた4作目『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』が93%に急上昇し、続く5作目『ローグ・ネイション』も93%の高評価。そして本作『フォールアウト』が97%(8月5日時点)と驚愕の数字を叩き出しており、サイモンが出始めてからというもの”シリーズ最高傑作”を驚異の水準で更新し続けてるというデータも上がっている。
サイモンはこの件に関して、「実際、ベンジーは観客の視点そのものなんだ。観客が考えていることをまさに代弁している。まあ要するに『まさかそこから飛び出したりはしないよね? あらら、本当に飛び出したよ……』みたいなね」と観客がグイグイと作品の世界に引き込まれる”ベンジー効果”についてもコメントした。
本作でも活躍の幅を広げ、ますますスマートでチャーミングな活躍を見せるサイモン演じるベンジーの姿をお見逃しなく!
『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』は全国にて公開中。