宮沢りえの演技を絶賛『月』、釜山国際映画祭コンペ部門出品へ
2023年8月30日(水)9時0分 シネマカフェ
本作がノミネートされたジソク部門(Jiseok部門)は、2017年から設定されていたキム・ジソク賞を独立させ昨年新設された部門で、新人をのぞけば唯一のコンペティション部門。
本年は9本の作品の中から最大2作品にキム・ジソク賞が送られる。過去には『羊の木』(吉田大八監督)、『義足のボクサー』(フィリピン・日本合作/ブリランテ・メンドーサ監督)がキム・ジソク賞を受賞している。
今回、本作からは石井監督の渡航が決定しており、授賞式は10月13日を予定している。
この度、映画祭のプログラム・ディレクター、ナム・ドンチョルからも絶賛のコメントが到着、本作への期待値と評価の高さがうかがえる。
<コメント>
ナム・ドンチョル(釜山国際映画祭/プログラム・ディレクター)
この映画は、私たちの"正常と異常の間の偏見"に疑問を投げかけている。
それは強く勇敢な試みであり、特に宮沢りえの演技は私たちを見事に納得させた。
『月』は10月13日(金)より新宿バルト9、ユーロスペースほか全国にて公開。