「ロキ」シーズン2で魅力倍増!“裏切り王子”が世界中で愛される理由とは!?

2023年10月8日(日)16時0分 シネマカフェ

「ロキ」シーズン2(c) 2023 Marvel

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マーベル・スタジオが贈るドラマシリーズ「ロキ」のシーズン2がディズニープラスにて日米同時配信開始。“裏切り王子”の異名を持ち悪行を繰り返すヴィランでありながら、なぜか憎めず世界中で愛されているロキ。

そんなロキについて、兄ソー役のクリス・ヘムズワースは「敵か味方か分からない」と言い、本シリーズで脚本を務めたマイケル・ウォルドロンは「冷酷だけどコミカル」と表現、MCU全作品のプロデューサーを務めるケヴィン・ファイギは「強力なパワーを持つ一方で不完全」と語るように、その“二面性”が世界中を夢中にさせる理由だと明かした。

幼少期は家族に愛されて育ったロキだが、父オーディンらと血の繋がりがなかったことを知ってからは兄ソーへの嫉妬心が爆発。神の国アスガルドの王座を自分のものにしようと、嘘と裏切りを駆使し、幾度となく悪事を繰り返すヴィランとなる。

しかし、ロキの行動にはロキなりの正義や思いも描かれている。アベンジャーズのひとりでもあるソー役のヘムズワースはロキについて、「悪役なのに愛さずにはいられないキャラクターで興味深いですよね。ロキはいつも善悪の境界線上を歩いていて、どちら側に行くのか分からないんですよ」と語る。

実際にロキは、ヴィランとしてソーの命を狙ったと思いきや、亡き母フリッガの仇を取るためにソーとの共闘を決意するなど、嘘と裏切りにより“敵”か“味方”か分からないスリルを観る者に与え翻弄している。

ドラマシリーズ「ロキ」で脚本を務めたウォルドロンは、「ロキは邪悪で恐ろしい一面を持っていますが、実はコミカルな一面もある。この悪なだけではない部分が魅力だと思いますし、皆に愛される理由です」と説明する。

『マイティ・ソー』(11)では、目的のためには手段を選ばない冷酷さを幾度となく発揮したロキ。だが、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(17)では、『アベンジャーズ』(12)でボコボコにされたトラウマがある天敵ハルクの姿を見た途端に震え上がったかと思いきや、そのハルクにソーがコテンパンにやられているのを目にすると人目もはばからず大喜びするといった、地球侵略を企てていたヴィランとはまるで異なる感情豊かでコミカルな一面も披露した。

そして、マーベル・スタジオ社長のファイギも、「ロキは、強力なパワーを持つヴィランでありながらも、MCUのヒーロー達と同じように不完全で弱みがある。それがキャラクターとしての親しみやすさにつながっているんです」と解説。『アベンジャーズ』では自慢の話術と魔術でヒーローたちを翻弄するほどの強大なパワーを見せる一方で、会話中につい感情的になり、言ってはいけない計画をポロリと口走るといった抜けている一面も。そんなギャップがロキの憎めない“可愛らしさ”を生み出している。

本作は、そんなマーベル作品屈指の愛されヴィラン・ロキを主人公に迎えたドラマシリーズ。トム・ヒドルストンが「シーズン1は驚きに満ちていましたが、シーズン2はさらに充実します」と語るように、これまで見たことないロキの魅力が示されることになりそうだ。

「ロキ」シーズン2は10月6日(金)よりディズニープラスにて独占配信中。

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