『栞』三浦貴大、阿部進之介との共演に刺激「芝居の“基盤”になっている方」

2018年10月10日(水)19時48分 映画ランドNEWS

映画『栞』完成披露上映会が10日、都内・新宿バルト9にて行われ、キャストの三浦貴大、阿部進之介、白石聖、池端レイナ、監督の榊原有佑が登壇した。



監督を務める榊原有佑の実体験をもとに描かれた本作は、理学療法士という職業の人たちと患者との絆の物語。主演の三浦貴大をはじめ、阿部進之介、白石聖、池端レイナ、前原滉、池田香織、福本清三鶴見辰吾らが出演する。



真面目な性格で献身的に患者のサポートに取り組む理学療法士の高野雅哉を演じる三浦は「キャスト・スタッフ全員で心を込めて作った映画です。監督がこの作品にかけた想いが伝わるように、丁寧に役を演じました。こうして観ていただける日が来たのは本当に嬉しいです」と感無量の表情を浮かべる。


理学療法士という役どころに、「体育の大学を専攻していたこともあり、理学療法士の知り合いがたくさんいるので、その友達に話を聞きながら作品に臨みました。気持ちを持ってお仕事をされている方ばかりなので、中途半端な気持ちでは演じられないと思いましたし、監督の想いを表現したくて芝居をしてきたので、難しい部分もありましたが一つ一つ丁寧に演じることを心がけました。頑張りました!」と真摯に語った。



不慮の事故により半身不随となり、雅哉のもとでリハビリに励む元ラグビー日本代表選手・藤村孝志に扮する阿部は、三浦との共演に「過去に同じ作品をやらせていただいたこともあるんですが、彼の性格はとても真面目で、男らしく、脚本をいただいた段階から『(三浦が)役にピッタリだな!』と思っていました」とコメント。


三浦は「恥ずかしい(笑)」と照れ笑いを浮かべ、「阿部さんとまた共演できることが本当に嬉しくて、僕の芝居の“基盤”だと思っている方なので、その姿を見て『阿部進之介、かっこいいなー!』と思いながら…」と互いに褒め合う。2人は「お金渡してますから!」(阿部)、「2,000円もらってます!」(三浦)とジョークを飛ばし、仲睦まじい様子をのぞかせた。



三浦扮する雅哉の妹役で出演する白石は「池端さんや阿部さんとは、同じシーンがなかったので一部分しかわからないのですが、すごく落ち着く現場でした。三浦さんも監督も寡黙な方で、シーンがとても温かかったです。そんな雰囲気に包まれて、優しい現場だなと思いました!」とにっこり。



池端は「撮影初日から三浦さん・阿部さんの距離感が近かった(笑)」と現場での様子を暴露すると、阿部は「ごめんねー!」と茶目っ気たっぷりにツッコミ。池端は笑みをこぼしながらも、「カットがかかると2人(三浦・阿部)がすごく笑かしてくるんです!でも、そのおかげでリラックスできたのですごく感謝しています!」と和やかな現場だったことを明かした。



映画『栞』10月26日(金)より全国順次公開


(C)映画「栞」製作委員会


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