酒向芳、“怪演すぎて”クセが強い演技が話題!『検察側の罪人』『ビブリア古書堂の事件手帖』などに出演

2018年10月19日(金)18時0分 映画ランドNEWS

鎌倉の片隅にあるビブリア古書堂。その店主である篠川栞子が古書にまつわる数々の謎と秘密を解き明かしていく国民的大ベストセラー、三上延・著「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズ。その実写映画化となる『ビブリア古書堂の事件手帖』が11月1日(木)に公開される。



シリーズ累計680万部を突破する国民的大ベストセラー小説の完全映画化となる本作。極度の人見知りだが、驚くべき本の知識と優れた洞察力で古書にまつわる謎を解き明かす、若く美しいビブリア古書堂店主・篠川栞子を黒木華が、彼女に魅せられて店を手伝うことになる五浦大輔を野村周平が演じる。


さらに、漫画専門のネット販売を行う同業者で、栞子たちに関わっていくことになる稲垣に成田凌、大輔の祖母・五浦絹子の若き日に夏帆、絹子に惹かれる小説家志望の田中嘉雄に東出昌大と、現在の日本映画界を牽引する豪華実力派キャスト陣が本作で夢の競演を果たす。『幼な子われらに生まれ』で第41回モントリオール世界映画祭コンペティション部門審査員特別賞に輝いた三島有紀子が監督を務める。


酒向芳

そんな本作には、豪華俳優陣が顔をそろえる中、一際異彩を放つ俳優がいる。怪演が話題となっている酒向芳である。酒向は劇団・オンシアター自由劇場(立ち上げ当時は劇団自由劇場)出身で、木野花や「焼肉ドラゴン」の鄭義信らが演出する舞台で活躍するなど生粋の演劇人。


今年還暦を迎える酒向は、40代までバイトをしながら生計を立てており、演劇だけで食べていけるようになったこの10年は、苦労が実り、世間に才能が認められた形だろう。


この夏、木村拓哉と二宮和也の初共演で話題となった映画『検察側の罪人』。主演2人の対決もさることながら、酒向は被疑者の松倉を演じ、二宮との直接対決では口を「パッ!」とやるなど、主演を食ってしまうほどの演技で、彼の映画史に残る強烈なキャラクターとその怪演ぶりは記憶に新しい。


酒向芳

その酒向が本作で挑むのは、サングラスをかけ、薄気味悪さがにじみ出る目の不自由な老人。レンズ越しにはどこを見ているのか分からなく、彼が淡々と口にする言葉一つ一つは、栞子や大輔、稲垣らをかき乱していく。彼との出会いをきっかけに、栞子と大輔は大きな事件に巻き込まれることになっていくのだが、2人はそれを知る由もない。これまでの温厚で、人情家の役どころが多かった酒向が、『検察側の罪人』で見せた気性が激しく感情的な演技とは異なる、ぞっとするような冷やかさと怪しさを帯びた、重厚感のある演技を見せている。



映画『ビブリア古書堂の事件手帖』は11月1日(木)より全国公開


© 2018「ビブリア古書堂の事件手帖」製作委員会


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