『マーベルズ』ニア・ダコスタ監督こそマーベルオタク!?「最大の課題はバランス」

2023年11月9日(木)17時0分 シネマカフェ

『マーベルズ』©Marvel Studios 2023

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アベンジャーズ最強のヒーロー、キャプテン・マーベルが、アベンジャーズオタクの高校生ヒーロー、ミズ・マーベル、そしてキャプテン・マーベルを家族のように慕う敏腕エージェント、モニカ・ランボーとチームを組む『マーベルズ』。

本作で監督を務めるニア・ダコスタは、主演のブリー・ラーソンから「彼女はマーベル作品について全て知っている」と言わしめるほどのマーベルオタク。ダコスタ監督自身も、撮影する上で監督とオタクの視点のバランス調整に苦労したことを明かしている。

『エンドゲーム』ではサノスを前に絶体絶命の危機に陥るアイアンマンやキャプテン・アメリカらをサポートし、一気に形勢を逆転させる大活躍を見せた“アベンジャーズ最強ヒーロー”キャプテン・マーベル。そんなキャプテン・マーベルを主人公に迎える本作で監督を務めるのは、自身がマーベルオタクであることを公言しているニア・ダコスタ。

ダコスタ監督はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)初の女性ヒーローのチームを描くという新境地に挑む上で、「脚本とキャラクターを掘り下げていく中で、私にとって最も重要だったのは、エキサイティングなセット、戦い、銀河間の陰謀の中に、3人の感情的な女性キャラクターの物語が核となっていることを確認することでした」と独自のこだわりを語っている。

しかし、撮影中はマーベルオタクならではの苦悩を抱えていたようで「最大の課題は、監督としての視点とマーベルオタクとしての視点の間でバランスを見つけることでした」と告白。「時々『おっと!気を付けないと』と思ったこともあったし、ケヴィン(・ファイギ)に、『オタクすぎるよ。やめてくれ』と言われることもありました」とも明かす。

マーベルコミックに関する知識量を買われ、マーベル・スタジオの社長にまで上り詰めた生粋のマーベルオタクであるケヴィン・ファイギからも注意を受けるほど、細部に至るまでこだわりを持っていた様子だ。そんな自他共に認めるマーベルオタクである監督について、主演のブリー・ラーソンは「彼女はリーダーシップ、ビジョン、明晰さを持っている。ダコスタはこのチームを成功に導き、撮影をただただ楽しんでいた」と、その手腕を絶賛している。

そんなダコスタが監督を務めた本作では、キャプテン・マーベルさえも苦戦する謎の敵ダー・ベンが襲来。地球のみならず様々な惑星を守ってきた“ヒーロー”のキャプテン・マーベルを“破壊者”と呼ぶほどに憎み、地球を含む彼女が守ってきた惑星全てを滅亡させようという壮大で恐ろしい計画を目論む——。

主演のブリーは本作について「この映画では、キャプテン・マーベルがあり得ないと思うようなことにも、恐れずに挑み続けます」と自信を覗かせている。

『マーベルズ』は11月10日(金)より全国にて公開。

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