日本での上映は5回のみ!『ゴッズ・オウン・カントリー』限定上映決定

2018年11月30日(金)11時0分 シネマカフェ

『ゴッズ・オウン・カントリー』ポスター(C)Dales Productions Limited/The British Film Institute 2017

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ベルリン映画祭やサンダンス映画祭をはじめ、世界中で絶賛されたイギリス映画『ゴッズ・オウン・カントリー』。この度、シネマート新宿・心斎橋で開催される「のむらコレクション」にて全5回の限定上映が決まった。

■あらすじ
イギリス・ヨークシャーにある牧場をひとり管理するジョニー(ジョシュ・オコナー)。孤独で刺激のない日々を送っていた。羊たちの出産シーズンのある日、季節労働者のゲオルゲ(アレック・セカレアヌ)が現れ、牧場の手伝いを始める。羊たちに優しく接するゲオルゲに対し、これまで感じたことのない感情を抱くようになるジョニー。ふたりは次第に惹かれあっていく。


■日本で公開される貴重なチャンス!
世界的に話題となった『君の名前で僕を呼んで』と同時期に、各映画祭で上映されていた『ゴッズ・オウン・カントリー』だったが、日本での国内配給がつかず、劇場公開されることはなかった。しかし今回、数人の有志により国内での限定上映が決定。動画配信サービスなどによるネット配信の予定もいまのところなく、今後本作をどこかの配給会社が買い付けない限り、劇場はおろか、DVDなどでも本作を観ることができない状況だ。


■美しい自然と青年たちの繊細な恋愛模様
公開された予告編では、ヨークシャーの美しい自然に囲まれたジョニーとゲオルゲの姿が鮮明に映し出され、ふたりの揺れ動く感情、この作品の世界観が伝わってくる。ちなみに、本編中で展開されるふたりの情熱的な愛情が溢れるシーンや、主題歌(本作ではエンディングテーマ「 “The Days” by Patrick Wolf」)も敢えて予告編に使用されておらず、本作が持つ世界観を徹底的に大切にして作られた予告編になっている。


また「“神の恵みの地”で、僕らは出会い、愛し合った」というキャッチコピーが印象的なポスターも同時に公開。本作で描かれる青年同士の繊細な恋愛模様を彷彿とさせる。


北イタリアを舞台に美しく裕福な少年と大学院生の一夏の恋を描いた『君の名前で僕を呼んで』とは反対に、自分の望まない家庭環境に置かれた労働者階級の若者の恋愛を描いた『ゴッズ・オウン・カントリー』。一見、まったく対照的な作品にも見えるが、その中で描かれるものは変わらないようにも思える。この貴重な機会を見逃すわけにはいかない。

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