浅田真央、ソチ五輪で助けてくれた浜崎あゆみの曲「神様みたいな存在」
2024年12月4日(水)19時44分 マイナビニュース
現在放送中の日本テレビ系スポーツバラエティ特番『加藤浩次&中居正広の歴代日本代表286人が選ぶ この日本代表がスゴい! ベスト20』で、ソチ五輪で浅田真央を支えた曲が明かされた。
同番組は総勢286人の歴代日本代表が、トップアスリートゆえの視点で、すごいと唸ったNo.1日本代表をランキング形式で紹介。浅田は「浜崎あゆみさんの曲が寄り添ってくれて、自分のどん底の気持ちを奮い立たせてくれました」「ショートの演技でああいう結果になってしまって。私を助けてくれた曲、『SIGNAL』という曲です」などと語っている。
10年前、浅田真央が金メダルだけを目指して挑んだソチオリンピック。しかし、ショートの演技、トリプルアクセルでまさかの転倒。ショートが終わった時点で、金メダルの可能性が消えた。その日は気持ちを切り替えることが難しく、次の日のフリーのことも考えることができずあまり眠れぬまま…。翌日、気持ちの整理がつかないまま競技場へ入った浅田。
「もう本当に逃げ出したいなって思いました。日本に帰れないなって思って。一番、追い詰められたかもしれないですね」と振り返る。
いまだ前日の失敗を引きずっていた浅田、そんな時、流れてきた曲が彼女を変えたという。その曲は、浜崎あゆみ「SIGNAL」だった。
「すごく追い詰められている中、浜崎あゆみさんの曲が寄り添ってくれて自分のどん底の気持ちを奮い立たせてくれた。中学2年生の時に初めてライブに行って、パワーをもらって初めて優勝できたんですけどもう本当に神様みたいな存在です」
ソチ五輪のフリー演技の直前、浜崎の歌は、浅田をもう一度、奮い立たせた。
「浜崎さんから心の準備はいいかって何か聞いてもらっているような。思い切っていかなかったら逆に後悔すると思ったので、もうとにかく恐れず、自分を信じてとにかくやってみようって」
結果、フリーで女子では史上初となる8度の3回転ジャンプを決め、「142.71」の自己ベストをマーク。「伝説のフリー」と呼ばれる圧巻の演技で世界を魅了した。
「10代の頃っていうのは、ただただ楽しいだけでやってきたスケートで、五輪を目指すようになって、私の中ではプレッシャーになって…。どん底の気持ちをこの浜崎あゆみさんの『SIGNAL』が私を、こう、気持ちをぐっとまた強く持たせてくれて助けてくれた曲になります」
(C)日テレ