中国人男性が旧日本軍のものとみられる写真を日本で購入、中国に持ち帰る―香港メディア
2025年1月17日(金)12時0分 Record China
16日、香港メディア・香港01は、中国の男性が日本で「旧日本軍による中国侵略と関連するとみられる写真」を購入して帰国したことを報じた。
2025年1月16日、香港メディア・香港01は、中国の男性が日本で「旧日本軍による中国侵略と関連するとみられる写真」を購入して帰国したことを報じた。
記事は、東京に出張していた中国の収集愛好家の男性が今月11日、都内の古物市場で「旧日本軍の中国侵略時期に関連するとみられる写真」を発見し、即座に購入したと紹介。写真が入った紙袋には「日露戦役」と記されており、内部の写真は黄ばんでいるものの鮮明だったと伝えた。[旧日本軍のものとみられる写真]
そして、写真が中国遼寧省本渓市の太子河付近における日露両軍の行軍および戦闘の様子を記録したもので、1904年4月のロシア軍人と清朝官僚の集合写真、ロシア軍による捕虜の日本軍人の処刑写真などが含まれていたと説明。「男性は日本でこれらの写真を目にした際に非常に感動し、14日に写真を中国本土に持ち帰り、関連の博物館に寄贈して鑑定を依頼する意向を示した」と伝えている。!<1394818>[旧日本軍のものとみられる写真]!<1394821>[旧日本軍のものとみられる写真]
記事は、1904〜05年にかけて日本とロシア帝国が朝鮮半島と中国東北地方の支配権をめぐって勃発した日露戦争について「主戦場は遼東半島および朝鮮半島だった。歴史記録によれば、戦争期間中に多くの工場や家屋が破壊され、家畜や食糧が略奪されるなどして数十万人の難民が発生し、民衆の生命財産に甚大な損失が及んだ」と解説した。!<1394819>[旧日本軍のものとみられる写真]!<1394820>[旧日本軍のものとみられる写真]
この件について、中国のSNS・微博(ウェイボー)のユーザーは「日本とロシアの戦争なんだけど、清国の領土内でやったんだよな」「これは大連市の旅順博物館に寄贈するのが適切」「歴史を忘れてはならず、正視しなければならない」「江蘇省南京市にある日本料理店に掲示させよう」「中国東北部にあるロシア商品店でもな」「モスクワの博物館に寄贈するのがいいかもしれない」「これは日露戦争の写真だ。市場でも見かけることは少ないぞ」「こういう行動はパフォーマンス的要素が強いけれど、教育という点では意味がある」といった感想を残している。(編集・翻訳/川尻)