韓国人元徴用工が死去、昨年10月に第三者弁済金を受領=韓国ネット「日本の謝罪は受けられなかった」
2025年1月28日(火)17時0分 Record China
28日、韓国・ソウル新聞によると、韓国人元徴用工のイ・チュンシクさんが27日午前、老衰のため死去した。資料写真。
2025年1月28日、韓国・ソウル新聞によると、韓国人元徴用工のイ・チュンシクさんが27日午前、老衰のため死去した。
記事はイさんについて「1940年代に日本製鉄(旧新日鉄住金)の岩手県釜石市の製鉄所に強制動員され、過酷な労働を強いられた。当時の年齢は17歳だった。しかし終戦後、賃金を1銭ももらえず帰国した」と説明している。
韓国大法院(最高裁)は18年10月、韓国人元徴用工らに対する日本企業(日本製鉄、三菱重工業)の損害賠償責任を認める判決を下したが、日本企業側は受け入れなかった。
そのため韓国政府は、日本企業の賠償金を韓国政府傘下の「日帝強制動員被害者支援財団」が肩代わりする「第三者弁済方式」を解決策として発表した。イさんは昨年10月にこの解決策を受け入れ、賠償金と遅延利子を受領した。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「弱小国に生まれて随分苦労した。ゆっくり休んでほしい」「天国では平凡で幸せな暮らしができますように」「日本からは謝罪のひと言も受けられずに逝ってしまった」「日本の戦犯企業は彼の遺族にでもいいから賠償金を支払うべき」「被害者と遺族に日本からの誠意ある謝罪と賠償金あきらめさせた尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権のせいで、悔しい気持ちを抱えたまま亡くなってしまい本当に残念」「屈辱的な『第三者弁済方式』を発表した上、佐渡金山の世界遺産登録にまで合意した親日派の尹大統領は一生監獄に入れておくべき」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本)