米連邦検察、水原一平被告は「大谷選手のカードで家賃払っていた」…「給料安すぎ」との主張に反論

2025年2月1日(土)10時10分 読売新聞

水原一平被告=ロイター

 【ロサンゼルス=後藤香代】米連邦検察は1月30日、米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手(30)の預金口座から約1700万ドル(約26億円)をだまし取った銀行詐欺罪などに問われている元通訳の水原一平被告(40)について、大谷選手の口座から無断で自身の家賃を支払っていたとする新たな証拠を連邦地裁に提出した。

 水原被告は1月23日に提出した意見書で、「家賃の支払いで経済的に苦しかった。給料が安すぎると感じていた」と主張した。これに対し、連邦検察は、2022年に水原被告の家賃月1万ドル(約150万円)が大谷選手の口座から引き落とされていた証拠を示し、「被告は承諾を得ずに大谷選手のデビットカードで家賃を支払っていた。被告の口座にはかなりの残高があった」と反論した。

 水原被告は「18歳の頃からギャンブル依存症と闘ってきた」と依存症の深刻さも訴えたが、連邦検察は水原被告の賭博歴を調べ、「長年にわたる依存症の証拠は存在しない」と結論付けたことも明らかにした。

 連邦検察は反論文書で改めて禁錮4年9月を求刑した。量刑言い渡しは6日、米カリフォルニア州サンタアナの連邦地裁で行われる。

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