中国で最後に道路が開通した県、農村の個人所得が全国平均を上回る―中国メディア

2024年3月11日(月)18時30分 Record China

中国で最後に道路が開通した県の個人所得が全国平均を上回った。

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全国人民代表大会(全人代)の代表を務めるチベット自治区林芝市墨脱県墨脱村民委員会の羅布央宗副主任は6日、第14期全国人民代表大会第2回会議西蔵自治区代表団の公開された会議で、「墨脱は全国で最後に道路が開通した県だが、2023年の農村の1人当たり可処分所得は全国平均を超えて、2万3026元(約46万円)に達した」と述べた。中国新聞網が伝えた。



墨脱県は同自治区南東部、雅魯蔵布江(ヤルンツァンポ川)の中下流に位置し、中国国内の最も遠隔の地域の一つだ。2013年10月に数十年にわたって破壊と建設を繰り返してきた扎墨道路(同自治区の波密県扎木鎮と墨脱を結ぶ道路)がついに開通し、墨脱は道路が通っていなかった時代に別れを告げた。



同自治区の農村の10年前の1人当たり可処分所得は5698元で、23年は1万9924元に達した。羅布央宗氏は、「現在の墨脱は観光、茶、林下経済などの産業が勢いよく発展し、人口はわずか1万4800人余りだが、昨年だけで観光客延べ42万5600人を受け入れた。茶産業は一定の規模を備え、高山の有機栽培茶園約1267ヘクタールが建設され、23年に摘まれた茶葉は250トンに達し、農家の収入は約500万元増加し、茶葉は富をもたらす『黄金の葉っぱ』になった。墨脱の人々は今、衣食住、教育、医療などが安定して保証され、義務教育の普及率は100%に達している」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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