高速道路のサービスエリア 、新たなデザインや業態で人気集める―中国

2024年3月14日(木)17時30分 Record China

一人でも多くの人に利用してもらおうと、中国の多くのサービスエリアが現在、新たなデザインや業態を採用している。

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高速道路のサービスエリアは無くてはならない重要な施設であり、主に休憩場所、ガソリン補給、修理、飲食、ショッピングといったサービスを提供している。一人でも多くの人に利用してもらおうと、中国の多くのサービスエリアが現在、新たなデザインや業態を採用しているほか、地域の自然資源や歴史・文化、旅行の特色、地域経済などとしっかりと結びつけて、現地の経済や文化をPRする重要な「窓口」となっている。



北京と上海を結ぶ京滬高速道路の山東省臨沂サービスエリアは、遠くから見ると、高速道路の脇に山々が連なっているような非常にユニークなデザインとなっており、同省臨沂市の「蒙山沂水」をそのコンセプトとしてデザインされている。サービスエリアの内部も極めてユニークな作りとなっており、中央部分には開放的な水を使った庭園が設けられているほか、建物の左右には中国北方エリアの民家をイメージしたフードコートや土産物屋があり、地元の風俗習慣や文化なども展示されている。



山東省淄博市の昆侖サービスエリアでは、13〜15世紀のヨーロッパに見られた美術様式「ゴシックスタイル」の建物を鑑賞できるほか、陶磁器やガラス細工といった地元の特産品を購入することもできる。さらにサービスエリア内のショップ「絲路雅集」では、国内のサービスエリアでありながら、フランスを始めとする世界各地からの輸入商品を買い求めることもできる。[]



現在までに中国には高速道路のサービスエリアが約8000カ所設置されており、さらに約400カ所が建設中となっている。リニューアル・アップデートされたサービスエリアは、レクリエーションや娯楽、ショッピング、物流などが一体となっており、ネット上で人気の一度は行ってみたいサービスエリアも少なくない。



江西省の南昌北サービスエリアは、同省初の宇宙をテーマにしたサービスエリアで、いたる所に宇宙関連のデザインを目にすることができる。以前は、「七里崗サービスエリア」と呼ばれ、トイレと売店しかなく、各施設も古くなっていたため、利用者のニーズを満たすことができなくなっていた。2023年11月に「南昌北サービスエリア」としてリニューアルオープンし、敷地面積は以前と比べて2倍以上となり、さらに特色あるフードコートなども設置された。(提供/人民網日本語版・編集/KN)!<1368756>[]

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