マレーシア航空、中国商飛の航空機購入を検討

2025年4月25日(金)14時30分 Record China

マレーシア航空はこのほど、中国製航空機の購入を検討していると明らかにしました。

マレーシア航空はこのほど、中国製航空機の購入を検討していると明らかにしました。中国商用飛機有限責任公司(COMAC)製のC909(地域路線用小型ジェット旅客機)、C919(中型ジェット旅客機)、C929(大型旅客機)の3機種が検討対象となっています。



中国の習近平国家主席が先日、マレーシアを公式訪問した際、両国は共同声明を発表しました。その中で「マレーシアの航空会社が中国製商用航空機を導入・運航することを支持する」と明記されました。



声明で言及された「中国製商用機」は、主に中国商飛が製造するC909とC919を指します。現在、C909は既にインドネシア、ベトナム、ラオスなどの東南アジア市場に進出している一方、C919は主に中国の国内市場で運用されています。



マレーシア最大の国営航空会社であるマレーシア航空が、C909、C919に加え、開発中のC929の購入を検討していることが注目を集めています。



マレーシア航空の親会社、マレーシア・アビエーション・グループ(MAG)のマネージングディレクター、イザム・イスマイル氏は最近のインタビューで、「当社の戦略目標は、特に現在の環境下では中国とマレーシアの間の貿易促進に貢献することだ」と表明し、現在、今後数年間の機体拡張計画を策定中であり、中国商飛の航空機の購入を検討中で、両社のチームが既に複数回の協議を重ねていることを明かしました。



中国は16年連続でマレーシア最大の貿易相手国となっており、また長年連続でマレーシアにとって主要な投資元国となっています。一方、マレーシアはASEAN域内で中国にとって第2位の貿易相手国かつ最大の輸入元国です。2024年の中国とマレーシアの貿易額は前年比11.4%増の2120億4000万ドル(相当30兆2899億円)に達し、過去最高を記録しました。



C909、C919、C929のいずれの機種に関心があるかとの質問に対し、イスマイル氏は「すべてが検討対象になっている。スルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港(SZB)での運用には、中国商飛の小型機が適している」と回答しました。



現在、マレーシア航空グループの傘下には国際線・地域線・国内線を担う複数の航空会社があり、特にファイアフライ航空(Firefly)や2月にサラワク州政府がマレーシア航空から買収して設立したエアボルネオ(AirBorneo)はSZBを拠点として東南アジアの地域市場に焦点を当てています。(提供/CRI)

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