日本のババ・ヴァンガによる「7月5日大地震」の予言、台湾専門家が見解―台湾メディア

2025年5月15日(木)17時0分 Record China

14日、台湾メディア・太報は、日本の漫画家が4年前に出版した作品における「今年7月に日本で大災害が発生する」という内容が「予言」として海外で拡散していることについて報じた。写真は台湾。

2025年5月14日、台湾メディア・太報は、日本の漫画家が4年前に出版した作品における「今年7月に日本で大災害が発生する」という内容が「予言」として海外で拡散していることについて報じた。



記事は、過去に阪神・淡路大震災などの大地震やダイアナ元妃の死、新型コロナの感染拡大を作品中で「予言」してきたため「日本のババ・ヴァンガ(ブルガリアの預言者)」と呼ばれているとして日本の漫画家、たつき諒氏を紹介。たつき氏が21年に出版した作品「私が見た未来 完全版」で「7月5日に日本で大地震が起きる影響で台湾やフィリピン海域に影響が出る」いう内容が描かれていたことで再び議論を呼んだと伝えている。



その上で、台湾の元中央気象局地震測報センター主任の郭鎧紋(グオ・カイウエン)氏が2011年3月11日の東日本大震災の事例を挙げ、日本国内で本震発生前にマグニチュード6以上の予震が複数発生し、最大のものはマグニチュード7.3だったことを指摘し、大地震発生前には比較的大きな地震が頻発するとの見解を示したことを伝えた。



郭氏は「日本では今のところ明らかな前兆は起きていない」とし、世界でも1300日以上マグニチュード8以上の地震が起きていないこと、マグニチュード6〜7クラスの地震発生頻度も正常値より低いことから現在の状況を「平穏期」と推定。今後も引き続き観測が必要ではあるものの、7月に日本で大地震が起きるという情報は「現時点ではデマの要素が大きい」と述べている。(編集・翻訳/川尻)

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