養殖魚4.5万匹、夏場に海南省から福建省へ移動―中国
2025年5月18日(日)19時10分 Record China
養殖魚4万5000匹を海南省から福建省へ移動させました。
福建省漳州市東山県では、海上養殖の繁忙期を迎えています。地元の養殖業者は夏の到来に備え、これまで越冬のため海南省の海域で養殖していた4万5000匹の養殖魚を、「避暑」のため東山県銅陵海域へ移動させました。
これらの養殖魚はハタ3万匹とホンニベ1万5000匹で、いずれも22〜28度の水温が生育に適しています。去年11月、「越冬」のためこれらの魚を福建省東山から海南省へ移動させましたが、海南省の海域で水温が上昇したため、水質と水温が生育に適した地元に戻ってきたとのことです。
養殖業者の林道族さんは、「この季節の福建東山島の水温は最適だ。ここで適切な大きさに育てた後、出荷する。付近の海域で水温が適した場所を探しながら移動させている」と話しました。
養殖業者によると、これらの魚の多くは目下重さが1.7キロほどで、銅陵海域で3〜5キロ程度に育った段階で順次出荷されるとのことです。
近年、東山県の海水養殖面積は11万9000ムー(約7970ヘクタール)に達し、主な養殖品種にはアワビ、タイ、ハタ、スズキ、クルマエビなど30種類以上に上ります。昨年、東山県の海水養殖の生産量は36万5000トン、生産額は約65億元(約1320億円)でした。(提供/CRI)