米国主導ガザ支援物資配給、「最も脆弱な人を除外」…UNRWA事務局長が非難・国連の支援拡大を訴え

2025年5月28日(水)20時6分 読売新聞

28日、東京都内の日本記者クラブで記者会見するUNRWAのラザリーニ氏=村上愛衣撮影

 来日した国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のフィリップ・ラザリーニ事務局長は28日、東京都の日本記者クラブで記者会見した。パレスチナ自治区ガザで27日に始まったイスラエルと米国が主導する人道支援物資の配給について、「公平性や独立性を欠き、人道原則に反している」と非難し、国連の支援拡大が必要だと訴えた。

 ラザリーニ氏は、重い物資を運びながら長距離移動ができない住民は支援を受け取れないと指摘し、「最も脆弱ぜいじゃくな人を除外する仕組みだ」と述べた。配給拠点が限られ、住民に移動を強いる点も問題視した。(国際部 村上愛衣)

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