オバマ副大統領誕生にいよいよ現実味、またも転倒のバイデン氏
2023年6月7日(水)6時0分 JBpress
バイデン氏の転倒の身体的要因は何か
ジョー・バイデン米大統領(80)
演説を終えて卒業生と握手をしている際につまずいたのだ。
今年2月には、
高齢者に転倒はつきもの。それで命を失う者もいる。
専門医によれば、転倒は加齢変化による筋力、運動神経、
身体要因としては起立性低血圧、不整脈、パーキンソン症候群、
(転びやすくなる原因は?|国立長寿医療研究センター)
ホワイトハウスのケビン・
だが、政治家の主治医の言うことは政治的思惑絡みで100%
バイデン氏は4月、2024年大統領選への再出馬を宣言している。
世論調査では、米国民の69%
(How Much Do Voters Really Care About Biden’s Age? - The New York Times)
それに就任以後、バイデン氏に対する支持率は40%
一方共和党では「脛に傷のある」ドナルド・トランプ前大統領(76)が支持率5
共和党支持者を対象とした世論調査では、フロリダ州のロン・デサンティス知事が25%で2位につけ、それをマイク・
「共和党支持者の大半は、トランプ氏の主張する2020年大統領選無
「トランプ氏が再度大統領に返り咲くことを願望しているわけではな
(主要メディアの政治担当記者)
それでも現時点でバイデン氏とトランプ氏の一騎打ちとなれば、
(President: general election : 2024 Polls | FiveThirtyEight)
どうしてもバイデンを助けられないハリス
高齢問題に加えてバイデン氏を補佐し、
では、民主党内にハリス氏に代わる副大統領候補がいるのか。
新聞辞令では、万一バイデン氏が大統領選を降りた場合、
ピート・ブティジェッジ運輸長官(41)
グレッチェン・ホワイトマー・ミシガン州知事(51)
ギャビン・ニューサム・カリフォルニア州知事(55)
バーニー・サンダース上院議員(81=バーモント州選出)
エイミー・クロブシャー上院議員(63=ミネソタ州選出)
ヒラリー・クリントン元民主党大統領候補(75)
さらにすでに立候補している弁護士のロバート・ケネディ氏(69
が、それぞれ「帯に短し、襷に長し」で、
ウルトラC作戦提案者は「よろず仲裁請負人」
そうした状況の中、バラク・オバマ元大統領(61)
提案したのは、
いわば「よろず仲裁請負人」である。
畑違いの法律家のようだが、
「オバマ降臨」作戦は、同氏がデジタル・ニュースサイト「ザ・
「バイデン氏は空軍士官学校の卒業式で転倒した。
「バイデン氏は高齢すぎて、
「同氏をバックアップすべきハリス副大統領の不人気さは問題を一層
「バイデン氏が再選できるチャンスを広げるためには、
「不可能なことを可能にするには、
「ハリス氏は、バイデン氏のランニングメイトに固執し、
(Biden’s 2024 Hail Mary: Name Barack Obama as His Running Mate?)
今度はオバマが恩返しする番
ラコバラ氏は、
「2008年の大統領選時には当選回数の少なかったオバマ上院議員
「今回はその恩返しをする番である」
「かつての正副大統領関係は、
「憲法解釈上、問題があるとは思えない」
「憲法修正第22条では、なんびとも2回にわたって大統領職に選出
(22nd Amendment | U.S. Constitution | US Law | LII / Legal Information Institute)
「さらに憲法修正第12条には、なんびとも憲法上、
「つまり憲法上、
(U.S. Constitution - Twelfth Amendment | Resources | Constitution Annotated | Congress.gov | Library of Congress)
違憲ではないオバマ副大統領の大統領昇格
実は、
2015年8月6日付のワシントン・ポストは、「
筆者は政治記者のフィリップ・バンプ氏。
憲法修正第12条、第22条を引用して「イエス」
問題は2期目に入ったバイデン氏が辞任しなければならなくなった場合、継承順位2位のオバマ氏は大統領になれるのか、という問題だ。
同教授はこう主張している。
「バイデン大統領が任期途中で辞めざるを得なくなった場合、
「2期大統領を務めた者は大統領になれない、と憲法修正第22条
「バイデン氏に副大統領に指名されたオバマ氏は選挙で選ばれたわけ
「国民は直接選挙でオバマ氏を副大統領に選んだわけではない。
(Could Joe Biden pick Barack Obama as his running mate? Yes. But. - The Washington Post)
憲法解釈をめぐっては異論を唱える憲法学者もいるに違いない。
オバマ氏がどう考えるかも重要なファクターだ。
次善の案は「ミシェル副大統領」起用
民主党ウォッチャー(女性)の一人、S氏は筆者にこう囁く。
「その代役としてミシェル・
「著書は今もベストセラー。講演には数千人が集まる。
「清廉潔白な人柄は、黒人層だけでなく、人種を超えた女性票、
「オバマ降臨」説をワシントン政界通にぶつけてみた。
「すげえアイディアだな(Amazing idea)。だが実現するかな。
筆者:高濱 賛