「韓国軍の挑発行動に強力な対応措置」北朝鮮軍報道官
2022年10月14日（金）8時46分 デイリーNKジャパン
朝鮮人民軍（北朝鮮軍）総参謀部の報道官は14日、「南朝鮮（韓国）軍部が前線地域で強行した挑発行動を重大視して、強力な対応軍事行動措置を取った」と発表した。朝鮮中央通信が伝えた。
報道官は「前線敵情によると、10月13日、わが軍の第5軍団前方地域で南朝鮮軍はおおよそ10余時間にわたって砲撃を強行した」としている。
一方、韓国軍合同参謀本部は同日、北朝鮮が午前1時49分頃、平壌の順安（スナン）地区から短距離弾道ミサイル１発を発射したと発表した。韓国軍はこれに先立ち、約10機の北朝鮮軍機が南北の境界線近くを飛行したとして、戦闘機を緊急発進させたと発表していた。
また、韓国軍の報道官は、北朝鮮が主張する韓国軍の砲撃に関する情報はないとしている。
同通信の報道全文は次のとおり。
朝鮮人民軍総参謀部代弁人が発表
【平壌１０月１４日発朝鮮中央通信】朝鮮人民軍総参謀部スポークスマンは１４日、次のように発表した。
前線敵情によると、１０月１３日、わが軍の第５軍団前方地域で南朝鮮軍はおおよそ１０余時間にわたって砲撃を強行した。
われわれは、南朝鮮軍部が前線地域で強行した挑発的行動を重大視して、強力な対応軍事行動措置を取った。
わが軍隊は、前線地域で軍事的緊張を誘発させる南朝鮮軍部の無分別な軍事活動に厳重な警告を送る。−−−
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