ブルーイノベーション、UGVが施設を自動巡回点検する「BEPサーベイランス」

2024年2月21日(水)14時43分 マイナビニュース

ブルーイノベーションは2月21日、発電所(水力、火力、原子力など)や石油化学プラント、工場などのインフラ施設内をUGV(Unmanned Ground Vehicle:自動走行ロボット)が定期的に巡回し、点検・保守業務を効率化・無人化するロボット自動巡回ソリューション「BEPサーベイランス」の正式サービス提供を開始した。なお、新ソリューションは2022年4月1日からトライアルサービスを開始しており、複数のインフラ施設での現場検証を経て、ソリューションとして正式提供を開始する。
○「BEPサーベイランス」の概要
従来、施設内データ収集の多くは、人の巡回による目視と紙による記録で行われており、広大な敷地内の移動や点検項目が多岐にわたるなど膨大な手間と時間を要していたという。
その点、新ソリューションは高画質カメラやサーモカメラ、マイクなど、人の目や耳に代わるデバイスを搭載したUGVが施設内を定期的に自動巡回し、設備状況や計器の数値などのデータ収集を自動で行い、巡回後は充電ポートに帰還するので施設内の無人化に寄与するとのことだ。
また、点検結果は手書きされることも多く、作業内容や結果が属人化され、共有や蓄積・分析が難しいなどの課題もあるが、新ソリューションによりUGVの経路やデバイスの向きを設定することで、点検対象物を同じ画角・状態でデータ保存。
こうして得られた点検結果はレポート出力も可能なので早期に共有することや、ビッグデータ化することで、設備の予兆保全ができるという。
さらに、設備が遠隔に離れている場合、災害や事故などの緊急時には即座に現場の状況を把握しきれないといったリスクがあることから、UGVを緊急巡回させてデバイスの手動操作することで、遠隔地から施設状況をリアルタイムで把握、情報を共有することを可能としている。
導入手順としては、現場の条件・要件を整理・検証する初期導入支援からスタートし、ユーザーが安心して運用できるように技術スタッフの安心サポートも提供。顧客の要望に合わせて、購入プラン・サブスクリプションプランを用意し、どちらのプランでも導入支援として初期設定や講習なども提供している。
そのほか、カメラなどのデバイスは現場の状況や環境に応じてカスタマイズを可能とし、トライアルサービス提供中に現場の需要に合わせて選択可能なデバイスを拡充。デバイスのほか、管理画面・レポートの形式なども、要望に応じてカスタマイズできるという。

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