ワークマンから熱中症リスクを知らせる透明リストバンド、1,900円で6月発売

2024年2月21日(水)6時0分 マイナビニュース

ワークマンは2月18日、東京・の国際フォーラムで2024年春夏新製品発表会「STYLISH, FUNCTIONAL, for EVERYDAY!」を開催。夏の暑さを見据えたアイテムが多く展示されている中で、着用者の熱中症リスクを知らせるリスト型バンド製品を発見しました。
この「熱暑バンド(仮)」は、労働寿命を延ばす製品を他企業と協力して開発する「快適ワーク研究所」から生まれた新製品。ミツフジと産業医科大学が開発した独自アルゴリズムで、脈波情報から深部体温の変化をとらえ、熱中症リスクをLEDと振動で通知するリストバンド型ウェアラブル機器です。
1年前に開催されたワークマンの2023年春夏新製品発表会では、ミツフジが販売している同種の高機能製品「hamon band(ハモンバンド)」が参考展示されていましたが、今回の商品はワークマン向けに機能や素材をカスタマイズして新開発したもの。2024年6月頃からワークマン店舗で販売をスタートする予定です。
機能はシンプルで、腕に巻くと本体裏側の脈波センサーが9分間に1回、深部体温の上昇推移を計測。熱中症リスクが高いと判断した場合は赤で、中程度のリスクでは黄色のLEDで、バイブレーションとともに注意を促します。
自覚症状が出にくい熱中症の初期段階でアラートを出すことにより、早い段階で水分を摂ったり休憩したりする対応を促せるほか、バンドが光ることで周囲にいる人が装着者の熱中症リスクに気づきやすくもなります。
通信機能はなく単独で動作する手軽さも特徴で、スマートフォンとの連携も不要。電源は内蔵バッテリーで、USBから給電する充電器が付属します。1回の充電で約12時間動作。生活防水もサポートします(お風呂や水泳などでの使用はNG)。
注目したいポイントは戦略的な価格。ミツフジのhamon bandは1万円近い価格の高機能製品ですが、深部体温の変化をとらえるアルゴリズムは同じものを採用しながら、深部体温の計測タイミングや駆動時間、防水性能、搭載センサーなどを必要最小限にカスタマイズすることで、1,900円という買いやすい価格を実現したといいます。
カラーはブラックとクリアの2色。クリア(半透明)のリストバンド型ウェアラブル端末は珍しく、個人的には涼し気なカラーで夏に着けやすいと感じました。

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