ジョルダン×三菱電機、PMVのラストワンマイル移動サービスの共同実証実験

2024年2月27日(火)17時40分 マイナビニュース

ジョルダンと三菱電機は2月27日、東京都が設立した「西新宿先端サービス実装・産官学コンソーシアム」における「先端サービス実装分科会プロジェクト」の一環として、東京都新宿区の「新宿パークタワー・アトリウムおよび噴水広場」にて、共同実証実験を実施することを発表した。期間は3月2日〜3日。
○実証実験の概要
実証実験では、ジョルダンが提供する乗換案内アプリの経路検索データを、ルート内に設置されているPMV(パーソナルモビリティビークル)と連携させることで、経路検索時のラストワンマイル移動において経路検索データをもとにPMVを動かし、予約・利用などといった使用をする検証を行う。
また、乗換案内アプリから案内された移動ルートを利用者が選択することで、J MaaS・PF(MaaSプラットフォーム)からPMVに移動指示データが連携され、PMVの予約が自動実行されるという。予約されたPMVは、利用者が目的地に到着する時間・場所に合わせて自動で出迎え、送迎する。PMVの操作は予約番号の入力のみで利用できる。
さらに、PMV/AMR(自律走行ロボット)が自動走行中に自己位置を把握し、その位置によってPMVのタブレット端末、AMRのサイネージに表示されるコンテンツを切り替えることで、利用者に対し能動的かつ効果的なコンテンツを提供する。
高精度な位置情報を把握するため、事前に取得した高精度3次元マップを基に、PMVに搭載したLiDARを使用してPMVの自己位置や周囲の状況を把握。さらに屋外では、高精度測位端末 AQLOCによって準天頂衛星からの測位補強信号を受信して高精度測位を実施することで、より安心安全な自動走行を実現するとしている。
○PMVの仕様
実証実験用試作機のPMVの主な仕様は、サイズが幅700×奥行1,090×高さ880mm、最大荷重は約170kg、最高速度は約6km/h、段差乗越は50mm、登坂角度は10度、最小回転半径はその場回転可。
サイネージ型AMRの主な仕様は、サイズが幅740×奥行1300×高さ1200mm、最大荷重は約170kg、最高速度は約6km/h、段差乗越は50mm、登坂角度は10度、最小回転半径はその場回転可。
なお、今回の実証実験に先立ち両社は、ラストワンマイル移動サービス分野におけるジョルダンの乗換案内・経路検索サービス、サービスデータプラットフォームおよび三菱電機の3次元空間情報技術の連携に関する協業検討に向けた契約を締結した。
両社は今後契約に基づき、この実証実験の成果を最大限に活用してモビリティ分野での連携を強化し、より便利でスムーズな移動体験、利用者への効果的なコンテンツ配信を提供するビジネスモデルの構築と西新宿エリアの発展に貢献していく構えだ。

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