KDDIのホームゲートウェイHGW BL1500HMに複数の脆弱性、更新を

2024年3月27日(水)7時43分 マイナビニュース

JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC: Japan Computer Emergency Response Team Coordination Center)は3月22日、「JVNVU#93546510: KDDI製ホームゲートウェイHGW BL1500HMにおける複数の脆弱性」において、KDDIのホームゲートウェイ「HGW BL1500HM」に複数の脆弱性が存在するとして、注意を呼び掛けた。これら脆弱性を悪用されると、隣接するネットワーク上の認証されていない攻撃者によりSSH経由でシェルに不正アクセスされる可能性がある。
○脆弱性に関する情報
脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。
ホームゲートウェイ [HGW BL1500HM]ファームウェア情報 | モデム・ホームゲートウェイの設定 | au
修正された脆弱性(CVE)の情報は次のとおり。
CVE-2024-21865 - 脆弱な認証情報を使用する脆弱性。ネットワークに隣接する認証されていない攻撃者によりSSH経由でシェルに不正アクセスされる可能性がある
CVE-2024-28041 - ネットワークに隣接する認証されていない攻撃者に任意のコマンドを実行される可能性がある
CVE-2024-29071 - 脆弱な認証情報を使用する脆弱性。ネットワークに隣接する認証されていない攻撃者によりシステムの設定を変更される可能性がある
○脆弱性の影響を受ける製品
脆弱性が存在するとされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
HGW BL1500HM Ver 002.001.013およびこれ以前のバージョン
○脆弱性が修正された製品
脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
HGW BL1500HM Ver 002.001.019
JPCERT/CCは開発者の提供する情報に基づきアップデートを適用することを推奨している。なお、KDDIは対象製品に自動ファームウェアアップデート機能が搭載されており、インターネット回線に接続し続けることで自動的にアップデートされると説明している。

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