“Leica印”の無い「AQUOS R9 pro」をシンガポールで見た
2025年4月13日(日)10時5分 ITmedia Mobile
シンガポールで販売されているAQUOS R9 pro
シンガポールの家電量販店のPOPを見ても、そこには大きくAQUOSの表示はありますが、ライカの名前やロゴは掲示されていません。それでも大型のカメラバンプデザインのカメラフォンとして堂々としたアピールが行われています。シャープのスマートフォンが海外でもこうして本格的に売られている姿を見ると、ちょっと感動してしまいます。
言語設定を日本語にすると、見た目は日本のモデルと全く変わりません。ライカカメラ以外の部分は日本モデルとの差はほとんどなく、物理的にはFeliCaを搭載していないのが大きな違いとなります。
本体側面のシャッターボタンなど、AQUOS R9 proの特徴はそのまま海外モデルでも利用できます。このシャッターボタンは反応も良く押しやすいので、このあたりもぜひ海外の消費者に訴求してほしいものです。
カメラ部分を見ると日本モデルでは「LEICA」と記載されている部分が「AQUOS」になっています。また日本モデルには「VARIO-SUMMICRON」の表記がありますが、シンガポールモデルにはそれもありません。
ウオーターマーク設定にもライカ関連が設定できなくなっています。日本版はここに「LEICA VARIO-SUMMICRON+撮影情報」が加わります。
実際にウオーターマークをつけて撮影してみると、画面右下には撮影情報が写し込まれます。日本モデルにあるライカロゴ入りのウオーターマークはつけられないわけです。
なおシンガポール版にも技適はありました。無線周りの機能は同等だからでしょう。ライカの名前はありませんが、5000万画素級のカメラ2つに、フィルターなども付けて楽しめるAQUOS R9 proシンガポールモデル。撮影体験や写真コンクールなどを行って、ぜひシンガポールの人々にも普及を進めてほしいものです。