スマホでブレの少ない写真を撮りたいなら持ってて損なし! 「CP+2024」で展示されていた便利アイテムをチェック
2024年4月16日(火)12時55分 ITmedia Mobile
2月22日から26日までの5日間、パシフィコ横浜(横浜市西区)でカメラと写真の展覧会「CP+2024」が開催された。CPは「カメラ&フォト」の略で、日本で一番大きなカメラ/写真関係のイベント。カメラ本体のメーカーを始めとして、カメラや撮影に関わる会社が一堂に介するのだ。
カメラのイベントなので、スマートフォンは直接関係ないけれども、よく見るとスマホ用の撮影グッズも多数見つかるのである。どの写真用品メーカーも、カメラとしてのスマートフォンを無視できないからね。
少し間が空いちゃったけど、そんなイベントから面白そうなスマホ用アイテムをピックアップしてみよう。
●カメラとスマホ兼用の三脚が超便利!
スマホを装着できる三脚って、昔から当たり前のようにあったのだけど、たいていは「スマホ専用三脚」か「カメラ用三脚にスマホ用アダプター」という構成だった。
でも、写真用品ブランドが作ると、アダプターなしで両方使える兼用三脚になるのである。カメラもスマホも使う人はこういう製品を狙いたい。
まずは、浅沼商会が扱っているKingの「TH-5L」から。3月15日に発売されたばかりの新製品だ。
これ、パッと見は足の長さを変えられるテーブル三脚。
本当に見た目はカメラ用三脚にしか見えないのだけど、カメラを取りつけるところ(「雲台」という)がちょっと違う。なんと変形するのだ。
これは便利。足を閉じれば、そこを握ってスマホで動画録るときも便利に使えるし、カメラを付ければ普通にミニ三脚としても使えるし、何よりアダプターいらずなのがいい。
別のバリエーションもあった。同じくKingの「スマホホルダー内蔵三脚 YT-132H」。
こっちはカメラ用のネジが下に引っ込んで、そのままスマホを挟めるデザインになっている。
日本の老舗三脚ブランドの1つ「SLIK(スリック)」は、古くからこのタイプの三脚を手がけている。最新モデルはデザインを一新している。
「マルチポッドR II」は一見、普通の雲台だけど、カシャッと90度立ち上げるとスマホホルダーに変身するのだ。
他にも面白製品はたくさんある。
●自動的にスマホに着けられるメカを発見!
メカ的に面白かったのが、エツミの製品。
スマホホルダーって、たいていバネでギュッと端末を挟むので、はめるとき……特に大きな端末だと、チュッとホルダーの爪を開かねばならなくて、力がいる。あれは気持ちよくない。
その点、エツミの新製品「車載スマホホルダー アルミアーム」のメカは気持ちいい。両側の爪が開いた状態でロックされる。ここにスマホを当てて押してやると、中央のボタンが押されてロックがはずれ、カチャッと締まるのだ。
外すときは、下の広がっている水色のパーツを両側から内側に締めてやると、スマホを挟んでいる爪が開くと同時に、中央の突起が飛び出てロックがかかる。
現状では車載スマホホルダーとして販売されているけど、今回展示されていたのは三脚に取り付けられるタイプ。とても便利そうなので、発売を期待したい。
●ピークデザインのモバイルシリーズは要注目
米国で2011年に創業したピークデザイン(Peak Design)は、瞬く間に写真家やカメラ好きの心を捉え、さまざまなオリジナリティあふれる写真用品を開発してきた。
そのピークデザインが2021年に手がけたのが「モバイル」シリーズだ。
その中心的な製品が、マグネットを仕込んだ(MagSafe互換)スマホケース「エブリデイケース」だが、その中央部に工夫がある。
マグネットのみでくっつける方法(MagSafeと同じ)に加えて、中央部の“くぼみ”に爪をかけてがっちりと固定する「ハードロック」が追加されているのだ。
これならマグネットでくっつけると同時に爪がかちっとハマって固定されるのではずれなくなる。特にいいのは、自転車やバイクにマウントするとき。別売だがマウントが用意されている
カチャッとはめれば簡単に固定できるので、脱着がワンタッチなのだ。しかも構造はシンプル。これはよい。
振動を抑える機構を備える「モーターバイク」やスマホを撮影機材として使う人向けの「クリエイターキット」など、ホルダーのバリエーションは多いのもよい。
一般的なスマホケースやホルダーに比べると、ちょっと値は張る。しかし、デザインと使い勝手がいい。
●スマホをカメラとして使いたい人は要注目!
CP+会場では他にも、クリップ式のライトやスマホにカメラ用フィルターを付けるためのクリップなど、さまざまな製品が出ていたが、今回は三脚系に着目してみた。
カメラ用品ブランドの製品はもともとがカメラ向けだけあり、作りがしっかりしており、信頼できるのもよい点。スマホをカメラとして使いたい人はぜひチェックしてみてほしい。
カメラのイベントなので、スマートフォンは直接関係ないけれども、よく見るとスマホ用の撮影グッズも多数見つかるのである。どの写真用品メーカーも、カメラとしてのスマートフォンを無視できないからね。
少し間が空いちゃったけど、そんなイベントから面白そうなスマホ用アイテムをピックアップしてみよう。
●カメラとスマホ兼用の三脚が超便利!
スマホを装着できる三脚って、昔から当たり前のようにあったのだけど、たいていは「スマホ専用三脚」か「カメラ用三脚にスマホ用アダプター」という構成だった。
でも、写真用品ブランドが作ると、アダプターなしで両方使える兼用三脚になるのである。カメラもスマホも使う人はこういう製品を狙いたい。
まずは、浅沼商会が扱っているKingの「TH-5L」から。3月15日に発売されたばかりの新製品だ。
これ、パッと見は足の長さを変えられるテーブル三脚。
本当に見た目はカメラ用三脚にしか見えないのだけど、カメラを取りつけるところ(「雲台」という)がちょっと違う。なんと変形するのだ。
これは便利。足を閉じれば、そこを握ってスマホで動画録るときも便利に使えるし、カメラを付ければ普通にミニ三脚としても使えるし、何よりアダプターいらずなのがいい。
別のバリエーションもあった。同じくKingの「スマホホルダー内蔵三脚 YT-132H」。
こっちはカメラ用のネジが下に引っ込んで、そのままスマホを挟めるデザインになっている。
日本の老舗三脚ブランドの1つ「SLIK(スリック)」は、古くからこのタイプの三脚を手がけている。最新モデルはデザインを一新している。
「マルチポッドR II」は一見、普通の雲台だけど、カシャッと90度立ち上げるとスマホホルダーに変身するのだ。
他にも面白製品はたくさんある。
●自動的にスマホに着けられるメカを発見!
メカ的に面白かったのが、エツミの製品。
スマホホルダーって、たいていバネでギュッと端末を挟むので、はめるとき……特に大きな端末だと、チュッとホルダーの爪を開かねばならなくて、力がいる。あれは気持ちよくない。
その点、エツミの新製品「車載スマホホルダー アルミアーム」のメカは気持ちいい。両側の爪が開いた状態でロックされる。ここにスマホを当てて押してやると、中央のボタンが押されてロックがはずれ、カチャッと締まるのだ。
外すときは、下の広がっている水色のパーツを両側から内側に締めてやると、スマホを挟んでいる爪が開くと同時に、中央の突起が飛び出てロックがかかる。
現状では車載スマホホルダーとして販売されているけど、今回展示されていたのは三脚に取り付けられるタイプ。とても便利そうなので、発売を期待したい。
●ピークデザインのモバイルシリーズは要注目
米国で2011年に創業したピークデザイン(Peak Design)は、瞬く間に写真家やカメラ好きの心を捉え、さまざまなオリジナリティあふれる写真用品を開発してきた。
そのピークデザインが2021年に手がけたのが「モバイル」シリーズだ。
その中心的な製品が、マグネットを仕込んだ(MagSafe互換)スマホケース「エブリデイケース」だが、その中央部に工夫がある。
マグネットのみでくっつける方法(MagSafeと同じ)に加えて、中央部の“くぼみ”に爪をかけてがっちりと固定する「ハードロック」が追加されているのだ。
これならマグネットでくっつけると同時に爪がかちっとハマって固定されるのではずれなくなる。特にいいのは、自転車やバイクにマウントするとき。別売だがマウントが用意されている
カチャッとはめれば簡単に固定できるので、脱着がワンタッチなのだ。しかも構造はシンプル。これはよい。
振動を抑える機構を備える「モーターバイク」やスマホを撮影機材として使う人向けの「クリエイターキット」など、ホルダーのバリエーションは多いのもよい。
一般的なスマホケースやホルダーに比べると、ちょっと値は張る。しかし、デザインと使い勝手がいい。
●スマホをカメラとして使いたい人は要注目!
CP+会場では他にも、クリップ式のライトやスマホにカメラ用フィルターを付けるためのクリップなど、さまざまな製品が出ていたが、今回は三脚系に着目してみた。
カメラ用品ブランドの製品はもともとがカメラ向けだけあり、作りがしっかりしており、信頼できるのもよい点。スマホをカメラとして使いたい人はぜひチェックしてみてほしい。