Google、ハードウェアとAIの部門を再編 トップはオステルロー氏に
2024年4月19日(金)11時58分 ITmedia NEWS
Android、ChromeOS、Googleフォトなどの担当上級副社長を務めてきたヒロシ・ロックハイマー氏は「いくつかの新しいプロジェクト」に取り組むことになり、日本担当のエグゼクティブスポンサーの役割も担う見込みという。
新設のPlatforms & Devicesチームには、Google Researchで画像解析や端末上AIに取り組んでいるメンバーも参加する予定だ。
オステルロー氏はXへのポストで「この新たな挑戦に取り組み、Androidエコシステム全体でAIイノベーションを加速できることに興奮している」と語った。また、米Qualcommのクリスティアーノ・アモンCEOにメンションし、「モバイルだけでなくコンピューティング、XR、自動車の分野でもQualcommと戦略的コラボレーションを強化していくのが楽しみだ」と付け加えた。
Androidエコシステムは、オステルロー氏直属になるサミール・サマト氏が引き続き担当する(以前はロックハイマー氏直属だった)。
オステルロー氏は米The Vergeとのインタビューで、この組織再編でもPixelとAndroidの間のいわゆる“ファイアウォール”はなくならないと語った。ファイアウォールとは、GoogleがAndroidエコシステム全体に対して公平性を保ち、オリジナル製品を優遇しないことを保証するものだ。
Googleは1月、大規模リストラを認めた際、オステルロー氏の部門を再編成すると予告していた。
ピチャイ氏は発表文で同社のスマートホームハードウェア「Nest」や「Google Home」については触れていないが、これらもPlatforms & Devicesチームで存続するのだろう。