ギブリーが「Givery AI Lab」を設立、生成AI開発をPoCから実用化へ後押し

2024年4月24日(水)19時35分 マイナビニュース

DX(デジタルトランスフォーメーション)支援サービスを提供するギブリーは4月24日、生成AIを活用した開発プロジェクトを総合的にサポートする、共創型ラボ開発機関「Givery AI Lab(ギブリーAIラボ)」を設立したことを発表した。
この機関では法人向けChatGPT活用プラットフォーム「法人GAI」など各種AIサービスの開発実績やコンサルティング知見、デジタル人材採用と育成を支援するプラットフォーム「Track」によるAI人材コミュニティを活用することで、AIサービスのリサーチから実装までのバリューチェーンを総合的にサポートするという。
○「Givery AI Lab」の取り組み
Givery AI Labは上場企業のCTO経験者やGAFAM出身者などが所属する同社の開発者チームを中心として、AI開発プロジェクトに携わる民間のAI技術者やAIエンジニア、データサイエンティストなどのコミュニティを基盤としている。
この機関ではLLM(Large Language Models:大規模言語モデル)開発などの現場から離れた研究開発領域ではなく、あくまで「おもてなし」の精神を持ち、現場での活用ニーズに合わせた技術開発ができる能力を「AIエンジニアリング」と定義している。この領域での技術開発と社会実装を使命に、R&Dによる技術研究開発およびAIエンジニアリングのサポートを提供するとのことだ。
コミュニティには300人以上の経験豊富なAIエキスパートが在籍し、新たなAIエンジニアの発掘や育成にも注力する。メンバーがシームレスに連携することで、効率的な課題解決を支援する。さまざまなビジネスドメインのプロデューサーがチームに参画するため、ユーザーのニーズを理解して実用性の高いAIソリューションを設計する。
○今後の展望
同社がこれまで提供していた生成AIサービスでは支援しきれなかった企業のニーズに対し、Givery AI Labでは共創型の技術開発により企業実装を進める。その一環として、PwCコンサルティングと連携して、Givery AI Labを通じた業界 / 業種別の生成AI開発にも着手している。
同社は年内には「Track Academy」を通じて生成AIエンジニアを1000名規模で育成し、社会実装と産学連携での共同研究に着手する予定だとしている。具体的な技術領域としては、音声認識技術や画像生成技術を含めより現場ニーズに合わせた顧客体験の向上につながる周辺技術の研究も進める。

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