Metaの1~3月期、予想を上回る増収増益 「AIへの大規模投資は続ける」とザッカーバーグCEO

2024年4月25日(木)9時5分 ITmedia NEWS

純利益推移

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 InstagramやFacebook、Threadsを運営する米Metaは4月24日(現地時間)、第1四半期(1月〜3月)の決算を発表した。売上高は前年同期比27%増の363億5500万ドル、純利益は117%増(2倍以上)の123億6900万ドル(1株当たり4ドル71セント)だった。広告の復調と大規模なコスト削減が奏功した。従業員数は前年同期比10%減の6万9329人だった。
 Metaの売上高のほとんどを占める広告収入は27%増の356億4000万ドルだった。
 販売およびマーケティングコストの削減(16%減)が純利益の大幅増加を支えた。
 売上高、1株当たり純利益ともにアナリスト予測(売上高は361億6000万ドル、純利益は4ドル32セント)を上回った。
 マーク・ザッカーバーグCEOはプレスリリースで「Llama 3採用のMeta AIの新版は、世界をリードするAI構築に向けた新たな一歩だ。アプリ全体が順調に成長しており、メタバース構築でも着実な進歩を続けている」と語った。
 前四半期には「Quest 3」販売で好調だったReality Labs部門の売上高は4億4000万ドル、営業損失が38億8000万ドル。
 ザッカーバーグ氏は業績発表後の電話会見で、Reality Labsのスマートグラス「Ray-Ban Meta スマート グラス」は好調で、一部の市場では一部のモデルが売り切れたと語った。
 同氏は自身のFacebook投稿で、今後数年間、AIサービス構築のために大幅に投資していくと語った。
 第2四半期の売上高を365億ドル〜390億ドルと控えめに予想した。
 ザッカーバーグ氏はまた、ThreadsのMAUが1億5000万人を超えたとも語った。米国のカリスマ的アーティスト、テイラー・スウィフトがThreadsに参加したことが「ザッカーバーグ家で大きな話題になった」という。

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